「唐突」とは?意味・使い方と「唐突感」を例文付きでわかりやすく解説

「唐突(とうとつ)」とは
「物事が突然起こったり、前後のつながりがなく不自然に感じられたりする様子」
を表す言葉です。
「唐突な質問」「唐突に話し始める」のように使うほか、「唐突感がある」「唐突ですが」のような表現もよく見かけます。
ただし、単に「突然」という意味なのか、「急」「いきなり」とは何が違うのか、迷うこともあるでしょう。
この記事では、「唐突」の意味と読み方、使い方を例文とともに紹介し、「唐突感」の意味や似た言葉との違いまでわかりやすく解説します。
「唐突」とは?意味をわかりやすく解説

「唐突」には、前触れがなく急であることに加えて、流れや脈絡がないというニュアンスがあります。
「唐突」とは、物事が突然起こったり、話や行動に前後のつながりがなく、不自然に感じられたりする様子を表す言葉です。
読み方は「とうとつ」です。
たとえば、何の前触れもなく話題を変えた人に対して、
「ずいぶん唐突な話だね。」
と言うことがあります。
この場合は、単に話が「突然出てきた」というだけでなく、それまでの話とのつながりがなく、急に感じられたという意味が含まれています。
「唐突」には「前触れや脈絡がない」というニュアンスがある
「唐突」を理解するときに重要なのが、「突然」とのニュアンスの違いです。
たとえば、
「突然、雨が降ってきた。」
という場合は、予想していなかった出来事が急に起こったことを表します。
一方、
「彼は唐突に転職の話を始めた。」
という場合は、話し始めたタイミングが急だっただけでなく、それまでの会話から自然につながっていないという印象も含まれます。
つまり「唐突」は、時間的に急であることだけを表す言葉ではありません。
話題や行動、展開などについて、
「なぜ急にその話になったのだろう。」
「前の話とのつながりが感じられない。」
と受け手が感じるような場面で使われます。
「唐突」は人の発言や文章の展開にも使える
「唐突」は、出来事だけでなく、人の発言や質問、文章や物語の展開などにも使えます。
たとえば、
「唐突な質問をされて、返事に困った。」
「話の終わり方が少し唐突に感じられた。」
などの使い方です。
このように、予告や十分なつながりがないまま、急に何かが現れるように感じられることが「唐突」の基本的な意味です。
なお、「唐突感がある」という表現もよく使われます。
「唐突」と「唐突感」の違いについては、このあと詳しく解説します。
「唐突」の読み方と意味
「唐突」の読み方は「とうとつ」です。
「唐突な質問」「唐突に話し始める」「唐突な印象を受ける」などの形で使われます。
「唐突」という言葉には、予告や前触れがないことに加えて、前後のつながりが感じられないという意味合いがあります。
そのため、単に何かが急に起こった場面だけでなく、会話や文章、行動などが不自然に始まったと感じた場合にも使われます。
「唐突」の「唐」と「突」の意味
「唐突」は、「唐」と「突」という二つの漢字からできています。
「突」には、「突く」「急に飛び出す」といった意味があり、「突然」「突発」などの言葉にも使われています。
一方、「唐」は「唐の時代」「唐風」など、中国の王朝や中国に関係する意味で知られる漢字です。
ただし、「唐突」という言葉を現在使う場合、二つの漢字をそれぞれ現代的な意味に分けて理解するよりも、「だしぬけである」「前後のつながりがない」という一つの言葉として覚えるほうがわかりやすいでしょう。
「唐突」はどのような場面で使われる?
「唐突」は、特に次のような場面で使われます。
・前触れなく質問されたとき
・会話の途中で急に話題が変わったとき
・理由の説明がないまま行動が始まったとき
・文章や物語の展開につながりが感じられないとき
たとえば、それまで仕事の話をしていた人が突然まったく関係のない旅行の話を始めれば、「唐突に話題が変わった」と表現できます。
また、物語の結末までの説明が少なく、急に終わったように感じた場合には、「結末が唐突だった」と表現することもできます。
このように「唐突」は、出来事そのものよりも、それを受け取った側が「急だ」「つながりがない」と感じる場面で使われることの多い言葉です。
「唐突感」とは?意味をわかりやすく解説

文章や物語では、前後をつなぐ説明が不足していると「唐突感がある」と感じられることがあります。
「唐突感(とうとつかん)」とは、話や行動、文章などについて、前触れや十分なつながりがなく、急に始まったように感じる印象のことです。
「唐突」に「感」が付くことで、実際に突然起こったかどうかよりも、受け手が「急だ」「脈絡がない」と感じる印象に重点が置かれます。
たとえば、
「説明が少ないため、話の展開に唐突感がある。」
「この文章は結論への移り方に唐突感がある。」
などと使います。
「唐突」と「唐突感」の違い
「唐突」と「唐突感」は似ていますが、使い方には少し違いがあります。
| 表現 | 意味・ニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| 唐突 | 前触れや脈絡がなく、急である様子 | 唐突な質問をする |
| 唐突感 | 前触れや脈絡がなく、急だと感じる印象 | 話の展開に唐突感がある |
たとえば「唐突な結末」といえば、結末そのものについて急な展開であることを表します。
一方、「結末に唐突感がある」といえば、読み手や見る人が、その結末を急な展開だと感じたというニュアンスになります。
そのため「唐突感」は、文章、小説、映画、ドラマ、会話などの流れについて感想や評価を述べるときにも使いやすい表現です。
「唐突感がある」とはどのような状態?
「唐突感がある」と感じやすいのは、それまでの流れから次の話題や展開へ移るための説明が不足している場合です。
たとえば、会話の途中で何の前置きもなく別の話題へ変わった場合には、
「話題の変わり方に唐突感がある。」
と表現できます。
文章でも、理由や経緯を十分に説明しないまま結論へ進むと、「結論に唐突感がある」と感じられることがあります。
つまり「唐突感」は、単に展開が速いという意味ではありません。
前後をつなぐ説明や流れが不足しているため、受け手が不自然さを感じることがポイントです。
「唐突感」の言い換えは?
「唐突感」は、場面によって次のような表現に言い換えられます。
・突然な印象
・脈絡のない印象
・急な印象
・不自然な印象
・だしぬけな感じ
ただし、それぞれ意味は完全に同じではありません。
「急な印象」は展開の速さを表しやすく、「脈絡のない印象」は前後のつながりがないことを強く表します。
そのため、何を「唐突」と感じたのかによって言葉を選ぶと、より正確に伝えられます。
「唐突」そのものの言い換えや類語については、このあと詳しく紹介します。
「唐突」の使い方
「唐突」は、会話や質問、行動、文章の展開などが、前触れなく急に始まったように感じる場面で使います。
代表的なのは、「唐突な」「唐突に」「唐突ですが」といった使い方です。
それぞれ文章の中での役割が異なるため、基本的な形を覚えておくと使いやすくなります。
「唐突な」の使い方
「唐突な」は、後ろに名詞を続けて使います。
たとえば、
「唐突な質問に驚いた。」
「彼から唐突な提案を受けた。」
「物語が唐突な展開を迎えた。」
などです。
「質問」「提案」「展開」などについて、前触れや十分な流れがないまま急に出てきたことを表します。
単に予想外だったというだけでなく、「なぜ今、この話なのだろう」と感じるような場合にも適した表現です。
「唐突に」の使い方
「唐突に」は、後ろに動作や変化を表す言葉を続けて使います。
たとえば、
「彼は唐突に話題を変えた。」
「上司から唐突に質問された。」
「物語は唐突に終わった。」
などです。
この場合の「唐突に」は、前後のつながりや前触れがない状態で、その行動が行われたことを表しています。
「唐突な質問」のように名詞を説明するときは「唐突な」、「唐突に話す」のように動作の様子を表すときは「唐突に」と考えるとわかりやすいでしょう。
「唐突ですが」の使い方
「唐突ですが」は、これまでの話題とは直接関係のない質問や話を切り出すときの前置きとして使われます。
たとえば、
「唐突ですが、一つ質問してもよろしいでしょうか。」
「唐突ですが、来月の予定はお決まりでしょうか。」
などです。
自分から「唐突ですが」と断っておくことで、急に話題を変えることへの配慮を示すことができます。
ただし、仕事のメールや目上の人とのやり取りでは、話の内容によって「突然のご連絡失礼いたします」「話は変わりますが」など、別の表現が自然な場合もあります。
「唐突ですが」の意味や失礼にならない使い方については、「唐突ですが」の意味とは?失礼にならない使い方・言い換えを例文付きで解説で詳しく紹介しています。
「唐突すぎる」という使い方もある
「唐突すぎる」は、話や行動などがあまりにも急で、前後のつながりが感じられないことを表します。
たとえば、
「説明がないので、この展開は唐突すぎる。」
「いきなり結婚の話をするのは唐突すぎるよ。」
などと使います。
「唐突」だけでも急で不自然な印象を表せますが、「すぎる」を付けることで、その程度が強いことを表すことができます。
このように「唐突」は、「唐突な」「唐突に」「唐突ですが」など、文章の形に合わせて使い分けることができます。
「唐突」を使った例文10選
「唐突」は、質問や会話だけでなく、仕事での提案、文章や物語の展開など、さまざまな場面で使うことができます。
ここでは、「唐突な」「唐突に」「唐突ですが」「唐突感がある」などの形を使った例文を10個紹介します。
例文① 唐突な質問をする
「会議が終わった直後、彼から唐突な質問をされて戸惑った。」
それまでの話題とのつながりがなく、予想していなかった質問を急にされた場面です。
例文② 唐突に話題を変える
「彼は天気の話をしていたかと思うと、唐突に転職の話を始めた。」
会話の流れとは関係のない話題へ、前触れなく移った様子を表しています。
例文③ 唐突な提案を受ける
「取引先から唐突な提案を受け、社内で検討する時間が必要になった。」
事前の相談や説明がほとんどない状態で、急に提案された場面に使えます。
例文④ 唐突に予定を変更する
「十分な説明もなく、予定を唐突に変更すると参加者が困ってしまう。」
変更そのものだけでなく、そこに至る説明や前触れが不足していることを表しています。
例文⑤ 唐突ですがと話を切り出す
「唐突ですが、来週の予定について一つお伺いしてもよろしいでしょうか。」
それまでとは異なる話題を持ち出す前に、急な質問になることへの配慮を示しています。
例文⑥ 唐突なお願いをする
「唐突なお願いで申し訳ありませんが、明日の会議にご参加いただけないでしょうか。」
相手が予想していない依頼を急に持ちかける場面です。
例文⑦ 文章に唐突感がある
「理由の説明が少ないため、結論への移り方に唐突感がある。」
文章の前後をつなぐ説明が不足し、読み手が展開を不自然に感じていることを表します。
例文⑧ 物語が唐突に終わる
「問題が解決しないまま物語が唐突に終わり、少し驚いた。」
結末までの流れや説明が十分ではなく、急に物語が終わったように感じられる場面です。
例文⑨ 唐突な発言に驚く
「食事をしている最中に引っ越しの話を切り出され、その唐突な発言に驚いた。」
それまでの会話から予想しにくい発言が突然出てきたことを表しています。
例文⑩ 唐突すぎると感じる
「何の説明もなく計画を中止すると言われても、それではあまりに唐突すぎる。」
前触れや理由の説明が不足しており、急な印象が非常に強いことを表しています。
このように「唐突」は、単に「突然起こった」という場合だけでなく、前後の流れや説明が不足していて、急で不自然に感じられる場面で使うのがポイントです。
「唐突」と「突然」「急」「いきなり」の違い
「唐突」と似た言葉には、「突然」「急」「いきなり」などがあります。
どれも予想していなかった出来事や変化に使われますが、意味やニュアンスは少しずつ異なります。
特に「唐突」には、前触れがないだけでなく、前後のつながりや脈絡が感じられないという特徴があります。
| 言葉 | 主な意味・ニュアンス | 使用例 |
|---|---|---|
| 唐突 | 前触れや脈絡がなく、不自然に急である | 唐突な質問 |
| 突然 | 予期していないことが急に起こる | 突然雨が降る |
| 急 | 変化や動きが速い、時間的な余裕がない | 急な予定変更 |
| いきなり | 前置きや段階を経ず、すぐに行動や出来事が起こる | いきなり話しかける |
「唐突」と「突然」の違い
「突然」は、予想していなかったことが急に起こる場合に広く使われます。
たとえば、
「突然、雨が降ってきた。」
「突然、電話が鳴った。」
などです。
これらは出来事が予期せず起こったことを表しており、前後の脈絡が不自然だという意味はありません。
一方、
「彼は唐突に退職の話を始めた。」
という場合は、急に話し始めただけでなく、それまでの会話から自然につながっていないという印象も含まれます。
「突然」は出来事が起こるタイミング、「唐突」は前後の流れやつながりにも注目した表現と考えるとわかりやすいでしょう。
「唐突」と「急」の違い
「急」は、物事の変化が速いことや、時間的な余裕がないことなどを幅広く表します。
「急な坂道」
「急な予定変更」
「急な仕事が入った」
など、さまざまな場面で使えます。
「急な予定変更」は、予定までの時間に余裕がないことを表せますが、「唐突な予定変更」というと、事前の説明や前触れがなく、変更までの流れにも不自然さを感じるニュアンスが強くなります。
そのため、「急」と「唐突」は置き換えられない場合があります。
「唐突」と「いきなり」の違い
「いきなり」は、前置きや段階を経ずに、すぐ何かをする様子を表す日常的な言葉です。
たとえば、
「いきなり名前を呼ばれて驚いた。」
「会っていきなり本題に入った。」
などと使います。
同じ場面を「唐突に名前を呼ばれた」「唐突に本題に入った」と表すこともできますが、「唐突」のほうがやや改まった表現で、前後の流れが不自然であるという意味合いを持たせやすくなります。
一方、「いきなり」は会話でも使いやすく、段階を踏まずに何かが始まったことを直接的に表します。
迷ったときは何を基準に使い分ける?
使い分けに迷った場合は、「何が急なのか」を考えるとわかりやすくなります。
予想外の出来事が急に起こったことを表すなら「突然」。
時間的な余裕のなさや変化の速さを表すなら「急」。
前置きなしですぐ行動することを表すなら「いきなり」。
そして、話や行動、文章などについて「前後のつながりがなく、不自然に急だ」と感じる場合は「唐突」が適しています。
似ている言葉でも、どの部分を強調したいかによって使い分けることが大切です。
「唐突」の言い換え・類語
「唐突」は、場面によって「突然」「だしぬけ」「不意」「脈絡がない」などの言葉に言い換えることができます。
ただし、それぞれ強調する部分が異なるため、いつでも同じ意味で置き換えられるわけではありません。
「何が唐突なのか」を考えて言葉を選ぶことが大切です。
| 言い換え・類語 | 主なニュアンス |
|---|---|
| 突然 | 予想していなかったことが急に起こる |
| だしぬけ | 前触れなく、いきなり何かをする |
| 不意 | 予想や準備をしていないところで起こる |
| いきなり | 前置きや段階を経ずに始める |
| 脈絡がない | 話や文章の前後につながりがない |
| 突発的 | 予期していない出来事が急に発生する |
前触れがないことを表すなら「突然」「だしぬけ」
何の前触れもなく物事が起こったことを表したい場合は、「突然」や「だしぬけ」が言い換えの候補になります。
たとえば、
「唐突に質問された。」
は、
「突然質問された。」
「だしぬけに質問された。」
と言い換えることができます。
ただし、「突然」は出来事が急に起こったことを広く表すのに対し、「だしぬけ」は相手が予想していないところへ急に何かを持ち出すニュアンスがあります。
話や文章のつながりを表すなら「脈絡がない」
「唐突」が会話や文章の流れについて使われている場合は、「脈絡がない」が意味を具体的に伝えやすい表現です。
「話の展開が唐突だ。」
という文章なら、
「話の展開に脈絡がない。」
「話のつながりが不自然だ。」
などと言い換えられます。
特に文章をわかりやすくしたい場合には、なぜ唐突に感じるのかを具体的な言葉に置き換えると伝わりやすくなります。
「唐突感」は「不自然な印象」「急な印象」などに言い換えられる
「唐突感がある」という表現も、文脈によって言い換えることができます。
たとえば、
「結末に唐突感がある。」
なら、
「結末が急な印象を受ける。」
「結末までの流れが不自然に感じられる。」
「結末までのつながりが弱く感じられる。」
などと表現できます。
「唐突」には一つだけの決まった言い換えがあるわけではありません。
「急に起こったこと」を伝えたいのか、「前触れがないこと」を伝えたいのか、「前後につながりがないこと」を伝えたいのかによって、適切な言葉は変わります。
「唐突」の言い換えや類語、それぞれのニュアンスの違いについては、別の記事で詳しく紹介します。
「突然」「だしぬけ」「不意」「いきなり」などとの細かな違いについては、「唐突」の言い換えは?類語・似た意味の言葉を例文付きで紹介で詳しく解説しています。
「唐突」の語源・由来

「唐突」は古くから使われてきた漢語です。現在では、前触れや脈絡がなく急に感じられる様子を表します。
「唐突」という言葉を見ると、「唐」と「突」という漢字から、どのように現在の「前触れがなく急である」という意味になったのか気になるところです。
「突」には、「突く」「急に飛び出す」といった意味があり、「突然」「突発」など、急な動きや出来事を表す言葉にも使われています。
一方の「唐」は、中国の王朝である「唐」を表す場合がよく知られていますが、「唐突」という熟語では、単純に「唐の時代に突然起こった出来事」が語源というわけではありません。
「唐突」は古くから使われてきた漢語
「唐突」は、もともと漢語として使われてきた言葉です。
古い用法では、人や物にぶつかったり、相手に無遠慮に接したりするような意味でも使われてきました。
そこから、相手への配慮や前置きがない様子、さらに前触れなく物事が現れる、脈絡なく急に始まるといった意味で使われるようになりました。
現在では、実際に何かへ「突く」という意味よりも、
「唐突な質問」
「唐突な展開」
「唐突に話し始める」
のように、話や行動などが急で不自然に感じられることを表す使い方が一般的です。
「唐」は中国の「唐」だけを意味しているわけではない
「唐」という漢字を見ると、中国の唐王朝との関係を想像しやすいでしょう。
しかし、「唐突」という言葉の意味を理解するときに、「唐=中国」と「突=突然」を組み合わせた言葉と考えるのは適切ではありません。
熟語としての「唐突」全体で、「だしぬけである」「前後のつながりがなく急である」といった意味を表します。
そのため、現在の日本語では漢字を一字ずつ分解して覚えるよりも、「唐突」という一つの言葉として意味を理解するほうがわかりやすいでしょう。
現在の「唐突」は会話や文章にも広く使われる
現在では、人の行動だけでなく、会話、質問、文章、小説や映画などの展開についても「唐突」が使われています。
たとえば、
「説明もなく新しい話題が出てきたので唐突に感じた。」
「物語の終わり方に少し唐突感があった。」
などです。
古くから使われてきた言葉ですが、現在では「前触れや脈絡がなく、急で不自然に感じられる」ことを表す言葉として定着しています。
「唐突」が昔どのような意味で使われていたのか、古い文献の実例まで知りたい方は、「唐突」の語源とは?言葉の由来と昔から現在までの意味の変化を解説をご覧ください。
「唐突」の意味・使い方まとめ
「唐突(とうとつ)」とは、物事が突然起こったり、話や行動などに前後のつながりがなく、不自然に感じられたりする様子を表す言葉です。
単に「急に起こる」というだけでなく、前触れや脈絡がなく、受け手が急だと感じるところに「唐突」の特徴があります。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | とうとつ |
| 意味 | 前触れや脈絡がなく、急で不自然に感じられること |
| 唐突な | 「唐突な質問」「唐突な提案」など、名詞を説明するときに使う |
| 唐突に | 「唐突に話す」「唐突に終わる」など、動作や変化の様子を表す |
| 唐突感 | 前後のつながりがなく、急だと感じる印象 |
| 似た言葉 | 突然・だしぬけ・不意・いきなり・脈絡がないなど |
「突然」は予想していなかった出来事が急に起こること、「いきなり」は前置きや段階を経ずに何かが始まることを表します。
これに対して「唐突」は、会話や文章、行動などの前後のつながりが弱く、急で不自然に感じられる場合に適した表現です。
また、「唐突ですが」は話題を急に切り替える際の前置きとして使われ、「唐突感がある」は文章や物語などの流れについて感想を述べる場合にも使われます。
「唐突」という言葉を使うときは、単に「急だった」という意味なのか、それとも「前後のつながりがなく不自然だった」という意味なのかを意識すると、より適切に使い分けることができます。
※記事内の人物画像はAIで生成したイメージです。実在の人物とは関係ありません。
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