「申し添える」はビジネスで使える?メール・目上の人への使い方と例文を解説

「申し添える」は、ビジネスメールや案内文などで
「すでに伝えた内容に情報を付け加える」
ときに使われる表現です。
「念のため申し添えます」などと使いますが、「取引先や上司に使っても失礼ではない?」「申し添えいたしますの方が丁寧?」と迷うこともあるでしょう。
また、「申し添えさせていただきます」は適切なのかも気になるところです。
この記事では、「申し添える」のビジネスでの使い方を中心に、目上の人や取引先への使い方、メールで使える例文、似た敬語表現との違いをわかりやすく解説します。
「申し添える」はビジネスで使える?
「申し添える」は、ビジネスでも使える表現です。
すでに伝えた内容に、注意事項や補足情報などを付け加えるときに使われ、メールや案内文、通知、改まった説明などで用いられます。
特に「申し添えます」という形にすると、相手にもう一点付け加えて伝える丁寧な表現として使いやすくなります。
たとえば、次のように使います。
「念のため申し添えますが、当日の受付は午後5時までとなっております。」
「最後に一点、変更となる可能性があることを申し添えます。」
どちらも、本題を伝えたあとに、相手に知っておいてほしい情報を付け加えています。
ビジネスでは「申し添えます」の形が使いやすい
ビジネスで相手に直接伝える場合は、「申し添える」という基本形よりも「申し添えます」の形で使うのが一般的です。
たとえば、
「一点申し添えます。」
「念のため申し添えます。」
「最後に申し添えます。」
などの形で、説明や連絡の最後に情報を追加できます。
「補足します」「付け加えます」よりも改まった響きがあるため、正式な案内や丁寧さが求められる文章にもなじみやすい表現です。
どんなビジネス場面で使える?
「申し添える」は、次のような場面で使うことができます。
・メールの最後に注意事項を加える
・案内文に補足情報を加える
・会議や説明の最後に一言付け加える
・相手に念のため知っておいてほしいことを伝える
一方で、日常的な社内連絡などでは「一点補足します」「念のためお伝えします」とした方が、簡潔で分かりやすい場合もあります。
「申し添える」はビジネスだから必ず使う言葉ではありません。
文章の改まり具合や相手との関係に合わせて使うことが大切です。
「申し添える」の基本的な意味や使い方、一般的な例文については、「申し添える」とは?意味と「申し添えます」の使い方・例文をわかりやすく解説で詳しく紹介しています。
「申し添える」は目上の人や取引先にも使える?

「申し添えます」は、目上の人や取引先へ補足情報を丁寧に伝える場合にも使うことができます。
「申し添える」は、目上の人や取引先に対しても使える表現です。
ビジネスでは「申し添えます」「申し添えいたします」などの形で、注意事項や補足情報を丁寧に付け加える場合に使われます。
そのため、「申し添える」という言葉そのものが、目上の人に対して失礼になるわけではありません。
ただし、相手との関係や文章の内容によって、自然な表現を選ぶことが大切です。
上司や目上の人には「申し添えます」
上司などに補足情報を伝える場合は、「申し添えます」の形で使うことができます。
たとえば、
「念のため、明日の会議は10時開始であることを申し添えます。」
「一点申し添えますと、資料の一部を修正しております。」
といった使い方です。
ただし、日常的な社内メールや会話では、「念のためお伝えします」「一点補足します」の方が自然で分かりやすいこともあります。
相手が目上だから必ず「申し添える」を使う必要があるわけではありません。
取引先には文章全体の丁寧さも大切
取引先へのメールや案内文でも「申し添えます」は使用できます。
たとえば、
「なお、当日は受付にてお名刺を頂戴いたしますことを申し添えます。」
のように、本題のあとに必要な情報を付け加えることができます。
より改まった文章では、
「なお、当日は受付にてお名刺を頂戴いたしますことを申し添えいたします。」
のような表現も見られます。
ただし、丁寧にしようとして敬語を重ねすぎると、かえって文章が読みにくくなることがあります。
取引先への文章では、敬語の多さだけではなく、相手が内容をすぐ理解できる簡潔さも意識するとよいでしょう。
「申し添える」は失礼な表現ではない
「申し添える」は改まった場面でも使われるため、目上の人に使うこと自体を避ける必要はありません。
重要なのは、付け加える内容と場面です。
単なる連絡事項なら「お伝えします」、説明不足を補うなら「補足します」など、より分かりやすい表現が適している場合もあります。
「申し添えます」を使えば必ず丁寧になると考えるのではなく、相手や文章の目的に合わせて選ぶと自然です。
ビジネスでの「申し添えます」の使い方
ビジネスで「申し添えます」を使う場合は、本題を伝えたあとに、注意事項や補足情報などを付け加える形が基本です。
「念のため」「なお」「最後に」「併せて」などの言葉と組み合わせると、何のために情報を付け加えるのかが分かりやすくなります。
「申し添えます」だけで使うより、追加する内容との関係を明確にすると自然な文章になります。
「念のため申し添えます」の使い方
相手がすでに知っている可能性はあるものの、確認のため伝えておきたい場合には「念のため申し添えます」が使えます。
たとえば、
「念のため申し添えますが、当日の受付は午前9時からとなっております。」
のように使います。
日時や持ち物、締め切りなど、相手に確認してほしい情報を加える場合に適しています。
「なお、~を申し添えます」の使い方
本題に関連する情報を追加する場合には、「なお」と組み合わせることができます。
たとえば、
「なお、会場には駐車場がございませんことを申し添えます。」
とすれば、会場についての案内に追加情報を加えることができます。
「なお」は、それまでの内容に関連する事柄を付け加える場合に使いやすい表現です。
「最後に申し添えます」の使い方
説明やあいさつの終わりに、もう一点伝えたいことがある場合には「最後に申し添えます」が使えます。
たとえば、
「最後に申し添えますと、今回の日程変更による参加費の変更はございません。」
のような使い方です。
本題を終えたあとに重要な情報を一つ加える場合にも分かりやすい表現です。
「併せて申し添えます」の使い方
本題と関連する別の情報も一緒に伝えたい場合には、「併せて申し添えます」と表現することがあります。
たとえば、
「申込期限は10月15日です。期限後のお申し込みは受け付けておりませんことを、併せて申し添えます。」
のように使います。
ただし、「併せて」は前に述べた内容との関連がある場合に使うのが自然です。
単独の情報を伝えるのであれば、「念のためお伝えします」「一点補足します」などの方が簡潔な場合もあります。
ビジネスで「申し添えます」を使うときは、丁寧さだけを意識するのではなく、何を、なぜ付け加えるのかが相手に伝わる文章にすることが大切です。
ビジネスメールで「申し添える」を使う場合

ビジネスメールでは、本題を伝えたあとに注意事項や補足情報を「申し添えます」と付け加えることができます。
「申し添える」は、ビジネスメールでも使うことができます。
特に、本題を伝えたあとに注意事項や補足情報を付け加えたい場合に、「申し添えます」の形で使うと自然です。
メールでは、最初から「申し添えます」と書くよりも、本題を伝えたあとに補足として使うと文章の流れが分かりやすくなります。
メールでは本題のあとに使う
たとえば、会議の日程を知らせるメールなら、まず日時や場所などの本題を伝え、そのあとに追加情報として「申し添えます」を使います。
次のような流れです。
「次回の会議は、10月10日午前10時より開催いたします。
会場は第2会議室を予定しております。
なお、当日は開始10分前までにお越しいただきますようお願い申し上げます。
併せて、会場には駐車場がございませんことを申し添えます。」
この場合、「駐車場がない」という情報を、本題の案内に付け加えています。
「念のため申し添えます」は確認事項にも使える
相手に確認しておいてほしい情報であれば、「念のため申し添えますが」という形も使えます。
たとえば、
「念のため申し添えますが、お申し込みの締め切りは10月15日となっております。」
のように使います。
期限や持ち物、受付時間など、相手が見落とすと困る情報をもう一度確認してもらいたい場合にも使いやすい表現です。
取引先へのメールで使う例
取引先へのメールでは、次のような使い方が考えられます。
「いつもお世話になっております。
先日ご依頼いただきました資料を添付いたしましたので、ご確認くださいますようお願いいたします。
なお、資料に記載しております日程は現時点での予定であり、今後変更となる場合がございますことを申し添えます。
何卒よろしくお願い申し上げます。」
このように、メールの主な目的を伝えたあとに「申し添えます」を置くと、補足情報であることが分かりやすくなります。
簡潔なメールなら別の表現でもよい
「申し添えます」は改まった文章になじみますが、すべてのビジネスメールで使う必要はありません。
日常的な社内メールなどでは、
「一点補足します。」
「念のためお伝えします。」
「併せてお知らせします。」
などの方が簡潔で自然な場合もあります。
メールでは丁寧さだけでなく、相手が短時間で内容を理解できることも大切です。
正式な案内や取引先への改まったメールでは「申し添えます」、日常的な連絡ではより平易な表現というように、場面に合わせて使い分けるとよいでしょう。
「申し添えます」を使ったビジネス例文10選
「申し添えます」は、ビジネスでは本題に関連する情報や注意事項を付け加える場合に使えます。
ここでは、メールや会議、取引先への連絡など、実際のビジネス場面を想定した例文を10個紹介します。
何を補足するために「申し添えます」を使っているのかにも注目すると、使い方が分かりやすくなります。
例文1|取引先に注意事項を伝える
「念のため申し添えますが、当日は受付にてお名刺をご提示くださいますようお願いいたします。」
本題の案内に、当日の注意事項を付け加える例です。
例文2|納期について補足する
「納品は10月20日を予定しておりますが、交通事情により到着が前後する場合があることを申し添えます。」
納期を知らせたあとに、変更の可能性を付け加えています。
例文3|会議の日程について伝える
「次回の会議は15日午前10時から開催いたします。なお、開始時刻が変更となる場合があることを申し添えます。」
日程という本題に、相手が知っておくべき補足情報を加える例です。
例文4|資料について補足する
「お送りした資料は現時点での内容であり、今後一部を修正する可能性があることを申し添えます。」
資料の内容について条件や注意点を加えたい場合にも使えます。
例文5|申込期限を伝える
「念のため申し添えますが、お申し込みは10月31日までにお願いいたします。」
締め切りなど、相手に忘れてほしくない情報を付け加える例です。
例文6|上司への報告で補足する
「以上が現在の進捗状況です。最後に一点、先方から追加の資料を受領していることを申し添えます。」
報告を終えたあとに、新しい情報を付け加えています。
例文7|サービスについて注意点を伝える
「本サービスは事前予約制となっております。併せて、当日のキャンセルには所定の料金が発生することを申し添えます。」
利用条件に関連する注意事項を追加する例です。
例文8|価格について補足する
「今回ご提示した金額には送料が含まれていないことを申し添えます。」
見積もりや料金について、誤解を避けるための情報を付け加えています。
例文9|案内メールで変更点を伝える
「開催場所に変更はございませんが、受付場所のみ変更となっていることを申し添えます。」
相手が間違えやすい変更点を補足する場合にも適しています。
例文10|説明の最後に重要事項を加える
「最後に申し添えますと、今回の変更によって現在の契約内容に影響が生じることはございません。」
説明を終えたあと、相手が不安に感じる可能性のある点について情報を付け加える例です。
このように「申し添えます」は、注意事項や条件、変更点など、本題に関連して相手に知っておいてほしい情報を加える場合に使いやすい表現です。
ただし、単なる情報追加なら「お伝えします」、説明を補うのであれば「補足します」の方が分かりやすい場合もあります。
文章の目的や相手との関係に合わせて使い分けることが大切です。
「申し添えます」と「申し添えいたします」の違い
「申し添えます」と「申し添えいたします」は、どちらも本題に言葉や情報を付け加えて伝える場合に使われます。
ビジネスではどちらも見かける表現ですが、「申し添えいたします」の方が、より改まった響きを持ちます。
ただし、丁寧にしたいからといって、必ず「申し添えいたします」を使う必要があるわけではありません。
文章の相手や場面に合わせて選ぶことが大切です。
| 表現 | 特徴 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 申し添えます | 簡潔で丁寧 | ビジネスメール・案内・説明 |
| 申し添えいたします | より改まった響き | 正式な案内・対外的な文書など |
「申し添えます」は簡潔で使いやすい
通常のビジネスメールや案内であれば、「申し添えます」で十分に丁寧な文章になります。
たとえば、
「念のため、申込期限は10月15日までであることを申し添えます。」
「なお、日程が変更となる場合があることを申し添えます。」
などと使えます。
必要な情報を簡潔に付け加えられるため、ビジネスでも使いやすい表現です。
「申し添えいたします」はより改まった印象になる
「申し添えいたします」は、「いたします」を用いることで、文章全体がより改まった印象になります。
たとえば、
「なお、本件につきましては今後変更となる場合がございますことを申し添えいたします。」
のような形です。
正式な案内や対外的な文章など、文章全体を改まった調子にそろえたい場合に見られる表現です。
どちらを使えばよい?
一般的なビジネスメールであれば、まずは「申し添えます」で問題ありません。
文章全体が非常に改まった調子で書かれている場合には、「申し添えいたします」を選ぶこともできます。
大切なのは、一部分だけを必要以上に丁寧にするのではなく、文章全体の敬語の調子をそろえることです。
たとえば、簡潔な社内メールの中で「申し添えいたします」だけを使うと、周囲の文章と比べて硬く感じられることがあります。
反対に、正式な通知や対外的な案内では、改まった表現が文章全体になじむ場合があります。
「申し添えます」と「申し添えいたします」は、どちらか一方が正しく、もう一方が誤りという関係ではありません。
通常のビジネスでは「申し添えます」、より改まった文章では「申し添えいたします」も選択肢と考えると使い分けやすいでしょう。
「申し添えさせていただきます」はビジネスで正しい?

単に情報を付け加える場面では、必要以上に敬語を重ねず「申し添えます」と簡潔に伝えられる場合があります。
「申し添えさせていただきます」は、ビジネスメールやあいさつなどで見かけることがある表現です。
しかし、「申し添えます」より丁寧そうだからという理由だけで、「させていただきます」を付ける必要はありません。
「させていただく」は、基本的に相手や第三者の許可を受けて行うこと、そのことで自分側が恩恵を受けることが関係する場合に使われる表現です。
そのため、「申し添えさせていただきます」が適切かどうかも、使われる状況によって考える必要があります。
「させていただく」は許可や恩恵が関係する表現
文化庁の「敬語の指針」では、「(さ)せていただく」について、相手側または第三者の許可を受けて行い、それによって恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合に使うのが基本とされています。
たとえば、相手の許可を得たうえで何かを行う場面であれば、「させていただく」を使う理由があります。
一方、単に自分から情報を付け加えるだけであれば、必ずしも「させていただく」は必要ありません。
単なる補足なら「申し添えます」で十分
たとえば、
「最後に一点、申し添えさせていただきます。」
という文章が使われることはあります。
しかし、単に説明の最後に情報を付け加えるだけなら、
「最後に一点、申し添えます。」
とすれば、簡潔に意味を伝えることができます。
より改まった文章なら、
「最後に一点、申し添えいたします。」
という選択肢もあります。
「させていただきます」を加えれば、必ずより適切な敬語になるわけではありません。
「申し添えさせていただきます」は間違い?
「申し添えさせていただきます」を、一律に「間違った日本語」とするのも適切ではありません。
「させていただく」は、使われる状況や、許可・恩恵をどのように捉えるかによって適切さが変わるためです。
ただし、相手の許可を必要としない単なる説明や補足で多用すると、回りくどく感じられる場合があります。
ビジネスでは、丁寧な表現を重ねることよりも、その場面に必要な敬意を保ちながら、簡潔に伝えることを意識するとよいでしょう。
特別な理由がなければ、「申し添えます」で十分な場合が多いと考えると使い分けやすくなります。
「申し添えておきます」はビジネスで使える?
「申し添えておきます」は、ビジネスでも使うことができる表現です。
「申し添える」に「~ておく」が加わった形で、相手があとで困らないように、必要な情報を今のうちに付け加えて伝えておく場合などに使われます。
そのため、「念のため、これも伝えておきます」というニュアンスを含むのが特徴です。
「申し添えておきます」の意味
たとえば、
「念のため申し添えておきますが、当日は駐車場をご利用いただけません。」
とすれば、相手が当日困らないように、あらかじめ必要な情報を伝えています。
また、
「今回の金額には送料が含まれていないことを申し添えておきます。」
のように、誤解を避けるための情報を付け加える場合にも使えます。
単に情報を追加するだけでなく、あとで必要になる可能性を考えて今伝えておくという意味合いがあります。
「申し添えます」との違い
「申し添えます」と「申し添えておきます」では、伝える内容そのものが大きく変わるわけではありません。
違いは「~ておく」の部分です。
「申し添えます」
→ 今、情報を付け加えて伝える
「申し添えておきます」
→ あとのことを考えて、今のうちに情報を付け加えて伝える
たとえば、
「受付は午後5時までであることを申し添えます。」
なら、単純に情報を追加しています。
一方、
「念のため、受付は午後5時までであることを申し添えておきます。」
とすると、相手があとで間違えないように、あらかじめ伝えておくというニュアンスが強くなります。
取引先には「申し添えます」の方が簡潔な場合もある
「申し添えておきます」が失礼な表現というわけではありません。
ただし、取引先への正式な案内や改まったメールでは、
「念のため申し添えます。」
「なお、〇〇であることを申し添えます。」
など、簡潔に「申し添えます」とした方が文章になじむ場合もあります。
一方、社内での報告や説明などでは、
「この点については、念のため申し添えておきます。」
のような表現も使いやすいでしょう。
「申し添えておきます」は、単に丁寧さを高めるための表現ではありません。
あとで必要になる可能性がある情報を、今のうちに伝えておくという意味を表したい場合に使うと自然です。
「申し添える」をビジネスで使うときの注意点
「申し添える」はビジネスで使える表現ですが、丁寧な言葉だからといって、どのような文章にも適しているわけではありません。
使う位置や付け加える内容、相手との関係によっては、より簡潔な表現の方が自然な場合もあります。
ここでは、ビジネスで「申し添える」を使うときに注意したいポイントを整理します。
本題ではなく補足に使う
「申し添える」は、すでに述べた内容に言葉を付け加えることを表します。
そのため、メールや案内文で最も重要な用件を初めて伝える場合よりも、本題を伝えたあとの補足に向いています。
たとえば、
「会議は10月15日に開催いたします。なお、開始時刻が変更となる場合があることを申し添えます。」
のようにすると、本題と補足の関係が分かりやすくなります。
重要な用件そのものを「申し添える」で済ませないことがポイントです。
丁寧な表現を重ねすぎない
ビジネスでは相手への敬意が必要ですが、丁寧にしようとして表現を重ねすぎると、文章が長く分かりにくくなることがあります。
「申し添えます」で十分な場面であれば、無理に表現を長くする必要はありません。
「申し添えいたします」などを使う場合も、文章全体の調子とのバランスを見ることが大切です。
敬語の多さより、相手が内容を理解しやすいことを優先するとよいでしょう。
「させていただきます」を安易に付けない
「申し添えさせていただきます」という表現を見かけることがありますが、「させていただきます」を付ければ必ず丁寧になるわけではありません。
単に補足情報を付け加えるのであれば、
「一点申し添えます。」
で簡潔に伝えられます。
「させていただく」は、相手側などの許可を受けることや、それによって自分側が恩恵を受けることが関係する表現です。
そのため、必要性を考えずに「させていただきます」を付け加えないようにしましょう。
分かりやすい言葉に言い換えた方がよい場合もある
「申し添える」は改まった表現なので、日常的な社内メールや短い連絡では少し硬く感じられることがあります。
その場合は、
「一点補足します。」
「念のためお伝えします。」
「併せてお知らせします。」
などに言い換えることもできます。
ビジネス文章では、難しい言葉や硬い言葉を使うこと自体が目的ではありません。
相手・場面・伝える内容に合わせて、最も分かりやすい表現を選ぶことが大切です。
「申し添える」をもう少し柔らかく言いたい場合や、場面に合った別の表現を探している方は、「申し添える」の言い換え・類語は?「申し添えます」の別の言い方と使い分けを解説も参考にしてください。
「申し添える」のビジネスでの使い方まとめ
「申し添える」は、すでに伝えた内容に注意事項や補足情報などを付け加える表現で、ビジネスでも使うことができます。
メールや案内文、会議での説明などでは、「申し添えます」の形にすると使いやすいでしょう。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
・「申し添える」はビジネスでも使える
・目上の人や取引先にも使用できる
・通常のビジネスでは「申し添えます」が使いやすい
・「申し添えいたします」は、より改まった文章でも使われる
・「申し添えておきます」は、今のうちに伝えておくニュアンスがある
・「申し添えさせていただきます」は、必要性を考えて使う
・簡潔に伝えるなら「補足します」「お伝えします」などに言い換えることもできる
特にビジネスでは、丁寧にしようとして敬語を重ねればよいというものではありません。
通常の補足であれば「申し添えます」で十分な場合が多く、相手や文章全体の調子に合わせることが大切です。
また、日常的なメールや社内連絡では、「一点補足します」「念のためお伝えします」の方が内容を理解しやすいこともあります。
「何を付け加えるのか」「誰に伝えるのか」「どの程度改まった場面なのか」を考えて、自然な表現を選びましょう。
※記事内の人物画像はAIで生成したイメージです。実在の人物とは関係ありません。
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