「試行錯誤」は英語で?trial and errorの意味・使い方と例文10選

「試行錯誤」は英語で
「trial and error」
と表現します。
日本語でも「トライ・アンド・エラー」という言い方を耳にすることがありますが、実際の英文ではどのように使えばよいのでしょうか。
「試行錯誤する」「試行錯誤を重ねる」「試行錯誤を繰り返す」
など、日本語では同じ「試行錯誤」を使っていても、文章によって自然な英語表現は少しずつ変わります。
また、
・「by trial and error」
・「through trial and error」
の使い方や、似た英語表現との違いについて迷うこともあるでしょう。
この記事では、「試行錯誤」を表す英語「trial and error」の意味と使い方を、英語例文10選とともにわかりやすく解説します。
「試行錯誤する」「試行錯誤を重ねる・繰り返す」の英語表現や、仕事・ビジネスで使える例文についても紹介します。
「試行錯誤」は英語で「trial and error」
「試行錯誤」は英語で、trial and error と表現します。
さまざまな方法を実際に試し、失敗や間違いを修正しながら、うまくいく方法や答えを見つけていくことを表す英語表現です。
日本語でも「トライ・アンド・エラー」という言い方が使われますが、英語の trial and error も、何度か試しながら適切な方法を見つけていく過程を表します。
「trial」と「error」の意味
trial には、「試み」「試行」「試すこと」などの意味があります。
一方の error は、「誤り」「間違い」などを意味します。
| 英語 | 主な意味 |
|---|---|
| trial | 試み・試行 |
| error | 誤り・間違い |
| trial and error | 試行錯誤 |
つまり trial and error は、試してみて、うまくいかなければ方法を変え、再び試すという流れを表しています。
「trial and error」の読み方・発音
trial and error は、日本語では「トライアル・アンド・エラー」に近い発音になります。
「trial」は「トライ」ではなく「トライアル」に近いため、日本語で使われる「トライ・アンド・エラー」と英語の発音には少し違いがあります。
trial and error = トライアル・アンド・エラー = 試行錯誤
日本語では「トライ・アンド・エラー」という表現も定着していますが、英語で書く場合は trial and error が基本です。
「trial and error」はどのような場面で使う?
trial and error は、最初から正しい方法がわからず、実際にいくつかの方法を試しながら答えを見つけるような場面で使います。
たとえば、仕事の進め方を改善したり、新しい技術を身につけたり、機械の設定を調整したりするときなどです。
日常生活や趣味、勉強などにも使うことができます。
例文:
We found the best method through trial and error.
(私たちは試行錯誤を通して、最もよい方法を見つけました。)
この例文では、最初から最適な方法がわかっていたのではなく、いくつかの方法を試した結果、最もよい方法にたどり着いたことを表しています。
「trial and error」は失敗だけを意味する言葉ではない
trial and error の「error」には「間違い」という意味がありますが、単に失敗を繰り返すという意味ではありません。
失敗や間違いから学び、方法を修正しながら答えを探していく過程まで含んだ表現です。
そのため、日本語の「試行錯誤」と同じように、工夫や改善を続けて何かを成し遂げようとする場面でも使うことができます。
日本語の「試行錯誤」そのものの意味や使い方、対義語・類語について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「試行錯誤」とは?意味と使い方・対義語や例文をわかりやすく解説
英語では trial and error をそのまま使うだけでなく、by trial and error や through trial and error という形もよく使われます。
次では、それぞれどのように英文の中で使うのかを見ていきましょう。
「trial and error」の意味と使い方
「trial and error」は「試行錯誤」という意味ですが、実際の英文では by trial and error や through trial and error という形で使われることがあります。
どちらも、いろいろな方法を試しながら答えや方法を見つけることを表します。
基本的な使い方を知っておくと、日本語の「試行錯誤しながら」「試行錯誤によって」「試行錯誤の末に」といった表現を英語にするときにも役立ちます。
「by trial and error」の意味と使い方
by trial and error は、「試行錯誤によって」「試行錯誤しながら」といった意味で使うことができます。
何かを身につけたり、方法を発見したりした手段を表したいときに使いやすい表現です。
例文:
I learned how to use the machine by trial and error.
(私は試行錯誤しながら、その機械の使い方を覚えました。)
この英文では、説明を聞いただけで覚えたのではなく、実際に操作しながら使い方を身につけたことを表しています。
例文:
We found a better solution by trial and error.
(私たちは試行錯誤によって、よりよい解決方法を見つけました。)
「どのような方法で見つけたのか」という手段を示しているため、by trial and error が自然に使えます。
「through trial and error」の意味と使い方
through trial and error も、「試行錯誤を通して」「試行錯誤の末に」などの意味で使うことができます。
試したり失敗したりする過程を経験し、その結果として何かを学んだり見つけたりしたことを表現するときに使いやすい形です。
例文:
Through trial and error, she discovered the best way to solve the problem.
(試行錯誤の末、彼女はその問題を解決する最もよい方法を見つけました。)
例文:
We improved the system through trial and error.
(私たちは試行錯誤を重ねながら、そのシステムを改善しました。)
結果だけではなく、そこへ至るまでの経験や過程を意識して表現したい場合に使うことができます。
「by trial and error」と「through trial and error」の違い
by trial and error と through trial and error は意味が近く、どちらでも自然に表現できる場面があります。
そのため、必ず明確に使い分けなければならないわけではありません。
| 表現 | ニュアンス | 日本語のイメージ |
|---|---|---|
| by trial and error | 方法・手段に重点を置きやすい | 試行錯誤によって・試行錯誤しながら |
| through trial and error | 経験や過程に重点を置きやすい | 試行錯誤を通して・試行錯誤の末に |
たとえば、「試しながら使い方を覚えた」と表現するなら by trial and error が使いやすく、「さまざまな試行錯誤を経験した結果、方法を見つけた」という過程を強調するなら through trial and error が使いやすいでしょう。
ただし、この違いは絶対的なものではありません。
英文全体の意味や、何を強調したいかによって選ぶことが大切です。
「a process of trial and error」という使い方
a process of trial and error とすると、「試行錯誤の過程」という意味を表すことができます。
例文:
Learning a new skill is often a process of trial and error.
(新しい技術を身につけることは、多くの場合、試行錯誤の過程です。)
「試行錯誤そのもの」を一つの過程として説明したい場合に使いやすい表現です。
「trial-and-error」とハイフンでつなぐ場合
trial and error は通常、名詞として使われます。
一方、後ろに続く名詞を修飾するときには、trial-and-error のようにハイフンでつないで表記されることがあります。
例文:
We used a trial-and-error approach to solve the problem.
(私たちはその問題を解決するため、試行錯誤による方法を取りました。)
この場合の trial-and-error は、後ろの approach を修飾しています。
このように、「試行錯誤」は英語では trial and error を基本として、文の形によって by trial and error や through trial and error などと表現できます。
では、日本語の「試行錯誤する」を英語にする場合には、どのように表現すればよいのでしょうか。
「試行錯誤する」は英語でどう表現する?

さまざまな方法を実際に試す場面では、「try different ways」などで具体的に表現することもできます。
日本語では「試行錯誤する」と動詞のように使いますが、英語の trial and error は基本的に名詞表現です。
そのため、「試行錯誤する」を英語にするときは、文章の意味に合わせて動詞と組み合わせて表現します。
たとえば、「試行錯誤しながら方法を見つける」「いろいろ試してみる」「試行錯誤の過程にある」など、日本語の文章が何を表しているのかによって自然な英文は変わります。
「by trial and error」で試行錯誤する過程を表す
「試行錯誤しながら何かをする」という場合は、by trial and error を使って表現できます。
例文:
He learned how to repair the machine by trial and error.
(彼は試行錯誤しながら、その機械の修理方法を覚えました。)
日本語では「試行錯誤する」と表現していても、英語では「試行錯誤によって覚えた」という形にすることで自然な文章になります。
「try different ways」でいろいろな方法を試す
「試行錯誤する」を、実際にいろいろな方法を試しているという意味で表したい場合は、try different ways などを使うこともできます。
例文:
We tried different ways to solve the problem.
(私たちは問題を解決するために、いろいろな方法を試しました。)
この英文では trial and error という言葉そのものは使っていません。
しかし、「方法を変えながら何度か試す」という行動を具体的に表すことができます。
「keep trying」で試し続けることを表す
何度か失敗してもあきらめずに試し続けることを強調したい場合には、keep trying が使えることもあります。
例文:
We kept trying until we found a solution.
(私たちは解決方法を見つけるまで試行錯誤を続けました。)
keep trying は直訳すると「試し続ける」です。
「試行錯誤」と完全に同じ意味ではありませんが、何度も挑戦を続けることに重点を置く場合には自然な表現になります。
「experiment with」で方法やアイデアを試してみる
新しい方法やアイデアなどを実際に試しながら、よりよいものを探している場合には、experiment with ~ が使えることもあります。
例文:
She experimented with different teaching methods.
(彼女はさまざまな指導方法を試行錯誤しながら試しました。)
experiment with には、「~をいろいろ試してみる」「~を実験的に試す」といった意味があります。
料理やデザイン、教育方法など、いくつかの方法を試している場面でも使うことができます。
「試行錯誤する」は文脈に合わせて英語にする
「試行錯誤する」に対応する英語を一つだけ覚えるよりも、何を伝えたいのかによって表現を選ぶ方が自然です。
| 伝えたい意味 | 英語表現 | 日本語のイメージ |
|---|---|---|
| 試行錯誤という方法・過程 | by trial and error | 試行錯誤しながら |
| いろいろな方法を試す | try different ways | 方法を変えながら試す |
| 何度も試し続ける | keep trying | あきらめずに試し続ける |
| 方法やアイデアを実験的に試す | experiment with ~ | いろいろ試してみる |
たとえば、「新しい料理を試行錯誤している」なら材料や調理方法を experiment with していると表現できます。
一方、「試行錯誤の末に方法を見つけた」なら through trial and error などを使う方が、日本語の意味を表しやすいでしょう。
このように、日本語の「試行錯誤する」を英語にするときは、必ずしも trial and error だけに置き換える必要はありません。
何度も試すことを強調するのか、方法を変えることを強調するのか、試した結果を伝えたいのかによって英語表現を選ぶことがポイントです。
「試行錯誤を重ねる・繰り返す」は英語で?
日本語では、「試行錯誤を重ねる」「試行錯誤を繰り返す」という表現がよく使われます。
どちらも何度も方法を試しながら、よりよい答えを探していくことを表します。
英語では、日本語の「重ねる」「繰り返す」を一語ずつ直訳するよりも、trial and error を使って文章全体の意味を表したり、「何度も試す」という行動を具体的に表現したりする方が自然です。
「試行錯誤を重ねる」は「through trial and error」で表現できる
長い時間をかけて試行錯誤を重ね、その結果として何かを見つけたり完成させたりしたことを表す場合は、through trial and error が使いやすい表現です。
例文:
Through trial and error, we developed a more efficient method.
(試行錯誤を重ね、私たちはより効率的な方法を開発しました。)
この場合、日本語の「重ねる」にあたる英単語をそのまま加えているわけではありません。
through trial and error によって、試したり修正したりする過程を経たことを表しています。
例文:
She improved her skills through years of trial and error.
(彼女は長年の試行錯誤を重ねながら、技術を向上させました。)
years of trial and error とすれば、長期間にわたって試行錯誤を重ねたことも表現できます。
「試行錯誤を繰り返す」は「keep trying」で表現できる
何度も方法を試すこと自体を強調したい場合には、keep trying を使えることがあります。
例文:
We kept trying different methods until we found one that worked.
(私たちはうまくいく方法を見つけるまで、さまざまな方法で試行錯誤を繰り返しました。)
この英文では、kept trying different methods によって、「いろいろな方法を何度も試した」という行動を具体的に表しています。
trial and error を無理に使わなくても、日本語の「試行錯誤を繰り返す」が表している状況を自然な英語にすることができます。
「repeated trial and error」という表現もある
試行錯誤が繰り返されたことを明確に表したい場合には、repeated trial and error と表現することもできます。
例文:
After repeated trial and error, we finally found a solution.
(試行錯誤を繰り返した末、私たちはようやく解決方法を見つけました。)
repeated には「繰り返された」「度重なる」という意味があるため、何度も試行錯誤したことを強調できます。
ただし、いつでも repeated を付けなければならないわけではありません。
trial and error 自体に、試しては修正するという反復的な意味が含まれているため、文脈によっては through trial and error だけでも十分です。
「試行錯誤を続ける」は英語でどう表現する?
まだ答えが見つかっておらず、現在も試行錯誤していることを表したい場合は、具体的な動作を使って表現すると自然です。
例文:
We are still trying different approaches to solve the problem.
(私たちはその問題を解決するため、今も試行錯誤を続けています。)
still を使うことで、「今も続いている」という意味を表すことができます。
また、different approaches は「さまざまな方法・アプローチ」という意味です。
例文:
We are experimenting with different ways to improve the product.
(私たちは商品を改善するため、さまざまな方法で試行錯誤しています。)
このように、現在進行中の試行錯誤なら try や experiment with などを使って、実際に何を試しているのかを表すこともできます。
「重ねる」と「繰り返す」は直訳にこだわらない
日本語の「試行錯誤を重ねる」と「試行錯誤を繰り返す」には多少のニュアンスの違いがありますが、英語でも必ず別々の決まった表現に置き換える必要はありません。
| 日本語 | 英語表現の例 | 表したいニュアンス |
|---|---|---|
| 試行錯誤を重ねる | through trial and error | 経験や過程を経て答えに近づく |
| 長年試行錯誤を重ねる | through years of trial and error | 長期間の積み重ね |
| 試行錯誤を繰り返す | keep trying different methods | さまざまな方法を何度も試す |
| 度重なる試行錯誤 | repeated trial and error | 繰り返したことを強調する |
| 試行錯誤を続ける | keep trying / try different approaches | 現在も試している |
英語にするときに大切なのは、「重ねる=この単語」「繰り返す=この単語」と機械的に置き換えることではありません。
長い過程を表したいのか、何度も試したことを強調したいのか、現在も続いていることを伝えたいのかによって表現を選びます。
日本語の文章が伝えようとしている状況を考えて英語にすると、より自然な表現になります。
日本語での「試行錯誤する」「試行錯誤を重ねる」「試行錯誤を繰り返す」の使い分けや例文はこちらで詳しく紹介しています。
「試行錯誤」の例文10選|使い方や「重ねる・繰り返す」の例文も解説
「試行錯誤」の英語例文10選

試して調整する過程を経て答えを見つける場合には、「through trial and error」が使えます。
「試行錯誤」を英語で表現するときは、trial and error を基本として、文章に合わせて by trial and error や through trial and error などを使います。
また、何度も方法を試すことを具体的に表したい場合は、try different ways や keep trying などを使うこともできます。
ここでは、「試行錯誤」を使う場面がわかる英語例文を、日本語訳とともに10例紹介します。
例文1:試行錯誤しながら方法を見つける
We found the best method through trial and error.
(私たちは試行錯誤の末、最もよい方法を見つけました。)
through trial and error を使い、いくつかの方法を試す過程を経て答えにたどり着いたことを表しています。
例文2:試行錯誤しながら使い方を覚える
I learned how to use the software by trial and error.
(私は試行錯誤しながら、そのソフトウェアの使い方を覚えました。)
by trial and error は、実際に操作して失敗や修正を経験しながら使い方を身につけたことを表すのに適しています。
例文3:勉強方法を試行錯誤する
She tried different study methods until she found one that worked for her.
(彼女は自分に合う方法を見つけるまで、さまざまな勉強方法を試行錯誤しました。)
ここでは trial and error を使わず、tried different study methods と具体的に表現しています。
「いろいろな方法を実際に試した」という意味を自然に伝えられます。
例文4:料理で試行錯誤する
He experimented with different ingredients to improve the recipe.
(彼はレシピを改善するため、さまざまな材料を使って試行錯誤しました。)
experiment with ~ は、材料や方法などをいろいろ試してみる場面で使うことができます。
料理のように、条件を変えながらよりよい結果を探す場面にもよく合います。
例文5:新しい技術を身につける
Learning the technique took a lot of trial and error.
(その技術を身につけるには、多くの試行錯誤が必要でした。)
take a lot of trial and error という形で、「多くの試行錯誤を必要とする」という意味を表しています。
何度も練習や工夫を重ねて習得したことを伝えたい場合に使えます。
例文6:問題を解決する
After repeated trial and error, we finally solved the problem.
(試行錯誤を繰り返した末、私たちはようやく問題を解決しました。)
repeated trial and error とすることで、何度も試して修正したことを強調しています。
finally を加えることで、「ようやく」という意味も表現できます。
例文7:趣味で試行錯誤を重ねる
Through trial and error, he learned how to grow beautiful flowers.
(彼は試行錯誤を重ねながら、きれいな花を育てる方法を身につけました。)
水やりや育て方などを実際に試しながら経験を積んだことを、through trial and error で表しています。
例文8:新しいアイデアを試す
We experimented with several ideas before choosing the final design.
(私たちは最終的なデザインを決めるまで、いくつかのアイデアで試行錯誤しました。)
複数のアイデアを実際に試して比較する場面では、experiment with を使って表現することもできます。
例文9:試行錯誤を続けている
We are still trying different approaches to find a better solution.
(私たちはよりよい解決方法を見つけるため、今も試行錯誤を続けています。)
are still trying とすることで、試行錯誤が現在も続いていることを表しています。
approach は、ここでは「方法」「取り組み方」という意味です。
例文10:失敗から学びながら成長する
Trial and error is an important part of learning something new.
(試行錯誤は、新しいことを学ぶうえで大切な過程の一つです。)
この例文では trial and error 自体を主語にしています。
「試行錯誤する」という動作だけでなく、試行錯誤そのものについて説明するときにも使うことができます。
このように、日本語では同じ「試行錯誤」と訳せる文章でも、英語では trial and error だけでなく、try different ~ や experiment with ~ などを使った方が自然な場合があります。
日本語を一語ずつ置き換えるのではなく、「何を試したのか」「何を強調したいのか」を考えて英語表現を選ぶことがポイントです。
仕事・ビジネスで使える「試行錯誤」の英語例文
仕事やビジネスでも、商品開発や業務改善、新しいプロジェクトなどで「試行錯誤」という表現を使う場面があります。
英語では trial and error のほか、実際に何を試しているのかに合わせて try different approaches や experiment with などを使うこともできます。
ここでは、仕事の場面ごとに使いやすい「試行錯誤」の英語例文を紹介します。
商品開発で試行錯誤する
We developed the new product through trial and error.
(私たちは試行錯誤を重ねながら、新しい商品を開発しました。)
商品が完成するまでに、さまざまな方法を試して改善した過程を through trial and error で表しています。
業務改善で試行錯誤する
We tried different approaches to improve our workflow.
(私たちは業務の流れを改善するため、さまざまな方法で試行錯誤しました。)
approach には「方法」「取り組み方」などの意味があります。
何を試したのかを具体的に伝えたい場合には、try different approaches が使いやすい表現です。
新しいプロジェクトで試行錯誤する
We are still experimenting with different approaches to the project.
(私たちはそのプロジェクトについて、現在もさまざまな方法で試行錯誤しています。)
are still experimenting with とすることで、まだ最終的な方法が決まっておらず、現在も試していることを表せます。
システム開発で試行錯誤を重ねる
Through trial and error, the team found a way to make the system more efficient.
(チームは試行錯誤を重ね、システムをより効率的にする方法を見つけました。)
試した結果として改善方法を見つけたという流れなので、through trial and error が自然に使えます。
マーケティングでさまざまな方法を試す
We experimented with several marketing strategies to find the most effective one.
(私たちは最も効果的な方法を見つけるため、いくつかのマーケティング戦略を試しました。)
experiment with を使うことで、複数の方法を実際に試し、その結果を比較していることを表現できます。
顧客への提案方法を試行錯誤する
We tried different ways of presenting our proposal to clients.
(私たちは顧客への提案について、さまざまな伝え方を試しました。)
このように、「試行錯誤」を必ず trial and error と訳す必要はありません。
実際に行ったことを try different ways などで具体的に表現すると、自然でわかりやすい英文になる場合があります。
チームで試行錯誤を続ける
Our team is trying different methods to solve the problem.
(私たちのチームは問題を解決するため、さまざまな方法で試行錯誤しています。)
現在進行中の取り組みなら、is trying を使って「今も方法を試している」ことを表すことができます。
試行錯誤の結果、成果につながったことを伝える
After much trial and error, we finally found a more effective process.
(多くの試行錯誤の末、私たちはようやく、より効果的な方法を見つけました。)
after much trial and error とすることで、答えにたどり着くまでに多くの試行錯誤があったことを表せます。
さらに finally を使えば、「ようやく成果につながった」というニュアンスも加えられます。
ビジネスでは「何を試したのか」を具体的にすると伝わりやすい
仕事の場面では、単に「試行錯誤した」と伝えるよりも、何を試し、何を改善したのかまで具体的に表現した方が内容が伝わりやすくなります。
たとえば、次の2つを比べてみましょう。
We went through a process of trial and error.
(私たちは試行錯誤の過程を経験しました。)
We tested several approaches and improved the process based on the results.
(私たちはいくつかの方法を試し、その結果をもとに業務の進め方を改善しました。)
前者でも試行錯誤したことは伝わりますが、後者では「何をしたのか」がより具体的です。
報告や説明など、内容を正確に伝えたいビジネスの場面では、trial and error だけに頼らず、実際の行動や改善内容を英語で表すことも大切です。
「試行錯誤」を英語で表現したい場合は、「trial and error」の使い方やビジネスで使える英語例文をこちらで紹介しています。
「試行錯誤」は英語で?trial and errorの意味・使い方と例文10選
「trial and error」と似た英語表現の違い
「試行錯誤」は英語で trial and error と表現できますが、英文では状況に応じて try different approaches や experiment with、keep trying などが使われることもあります。
ただし、これらはすべて trial and error とまったく同じ意味の英語表現というわけではありません。
何度も試したことを伝えたいのか、方法を変えたことを伝えたいのか、実験的に試したことを表したいのかによって、適した表現が変わります。
trial and error|試して修正しながら答えを探す
trial and error は、いくつかの方法を実際に試し、うまくいかなければ修正しながら、よりよい方法や答えを見つけていくことを表します。
例文:
We found the right settings through trial and error.
(私たちは試行錯誤の末、適切な設定を見つけました。)
単に何度も挑戦しただけではなく、試した結果をもとに方法を変えていく過程がポイントです。
try different approaches|さまざまな方法を試す
try different approaches は、「さまざまな方法を試す」という意味です。
何をしたのかを具体的に伝えたいときに使いやすい表現です。
例文:
We tried different approaches to solve the problem.
(私たちは問題を解決するため、さまざまな方法を試しました。)
日本語では「試行錯誤した」と訳せる場面がありますが、trial and error よりも「複数の方法を試した」という行動そのものに重点があります。
experiment with|いろいろな方法を実験的に試す
experiment with ~ は、「~を実験的に試してみる」「~をいろいろ試す」といった意味で使われます。
新しいアイデアや方法、材料、デザインなどを試す場面に適しています。
例文:
She experimented with different colors and materials.
(彼女はさまざまな色や素材を試してみました。)
必ずしも失敗と修正を繰り返しているとは限らず、「どれがよいか実際にいろいろ試してみる」というニュアンスを表しやすい言葉です。
keep trying|あきらめずに試し続ける
keep trying は、「試し続ける」「挑戦し続ける」という意味です。
何度かうまくいかなくても、あきらめずに続けることに重点があります。
例文:
Keep trying until you find a way that works.
(うまくいく方法が見つかるまで、試し続けてください。)
trial and error のように「方法を変えながら答えを探す」という意味が必ず含まれるわけではありません。
そのため、「試行錯誤」と訳せる場合はあっても、完全な同義表現ではありません。
attempt|何かをしようと試みる
attempt には、名詞で「試み」、動詞で「~しようと試みる」という意味があります。
一回の試みについても使えるため、trial and error とは意味が異なります。
例文:
He attempted to fix the computer himself.
(彼は自分でそのコンピューターを修理しようと試みました。)
この文章だけでは、何度も方法を変えて試行錯誤したことまではわかりません。
「試み」と「試行錯誤」は同じではないことに注意しましょう。
try|まずやってみる・試してみる
try は非常に幅広く使われる言葉で、「やってみる」「試す」「挑戦する」などを表します。
一度試しただけでも使えるため、try だけで「試行錯誤」の意味になるわけではありません。
例文:
I tried a new way to organize my files.
(私はファイルを整理する新しい方法を試してみました。)
これを何度も繰り返し、方法を変えながら改善したのであれば、「試行錯誤」という意味に近づきます。
似た英語表現を比較すると?
| 英語表現 | 主な意味 | 特徴 |
|---|---|---|
| trial and error | 試行錯誤 | 試して修正しながら答えを探す |
| try different approaches | さまざまな方法を試す | 複数の方法を試す行動を具体的に表す |
| experiment with | いろいろ試してみる | 方法やアイデアなどを実験的に試す |
| keep trying | 試し続ける | あきらめずに続けることを強調する |
| attempt | 試みる | 一回の試みについても使える |
| try | 試す・やってみる | 最も幅広く使える基本的な表現 |
日本語の「試行錯誤」をそのまま英訳しない場合もある
日本語の文章に「試行錯誤」と書かれていても、必ず trial and error を使う必要はありません。
実際に行ったことを英語で具体的に表した方が、自然でわかりやすい文章になる場合があります。
日本語:
私たちは売上を伸ばすため、試行錯誤を続けています。
trial and errorを使う例:
We are going through a process of trial and error to increase sales.
(私たちは売上を伸ばすため、試行錯誤を続けています。)
具体的に表す例:
We are testing different strategies to increase sales.
(私たちは売上を伸ばすため、さまざまな戦略を試しています。)
後者では、「何について試行錯誤しているのか」がより具体的に伝わります。
英語にするときは、日本語の単語そのものを置き換えるだけではなく、「実際に何をしているのか」を考えて表現を選ぶとよいでしょう。
「trial and error」を使うときの注意点

一度試しただけではなく、方法を変えながら答えを探す過程が「trial and error」です。
「試行錯誤」は英語で trial and error と表現できますが、日本語と英語では言葉の使い方がまったく同じというわけではありません。
特に、日本語の「試行錯誤する」をそのまま英語にしようとすると、不自然な表現になることがあります。
ここでは、trial and error を使うときに覚えておきたいポイントを整理します。
「trial and error」をそのまま動詞のように使わない
日本語では「試行錯誤する」と言えるため、英語でも trial and error に「する」に相当する語を付ければよいように思えるかもしれません。
しかし、trial and error は基本的に名詞表現です。
そのため、「試行錯誤する」を表現したい場合は、英文全体を組み替えて考えると自然です。
例:
We found the solution through trial and error.
(私たちは試行錯誤の末、解決方法を見つけました。)
あるいは、実際に何をしたのかを具体的にして、次のように表現することもできます。
例:
We tried several different methods.
(私たちはいくつかの異なる方法を試しました。)
日本語の「試行錯誤する」という形に引っ張られず、文章全体で意味を表すことがポイントです。
英語では「trial and error」が基本
日本語では「トライ・アンド・エラー」という言い方が使われています。
しかし、英語で「試行錯誤」を表す基本的な形は trial and error です。
trial and error
= 試行錯誤
日本語の「トライ」という言葉から try and error と書きたくなるかもしれませんが、「試行錯誤」という意味の定型的な英語表現としては trial and error を使います。
「trial and error」と「trial-and-error」の違いに注意する
通常、名詞として使う場合は trial and error と書きます。
一方、後ろに続く名詞を修飾する場合には、trial-and-error とハイフンでつなぐことがあります。
名詞として使う例:
We learned it through trial and error.
(私たちは試行錯誤を通してそれを学びました。)
名詞を修飾する例:
We used a trial-and-error approach.
(私たちは試行錯誤による方法を使いました。)
後者では trial-and-error が approach を修飾しています。
「error」は単なる失敗という意味だけではない
error には「誤り」「間違い」という意味があります。
そのため、trial and error を「失敗を何度も繰り返すこと」とだけ理解すると、本来のニュアンスが伝わりにくくなります。
trial and error では、試してみた結果を確認し、うまくいかなければ方法を変えて再び試すという過程が重要です。
失敗そのものではなく、そこから学びながら適切な方法を探していくことを表しています。
一度試しただけなら「trial and error」とは限らない
何かを一度試しただけの場合は、必ずしも trial and error とはいえません。
そのような場合は、単純に try や attempt などを使った方が自然なことがあります。
例:
I tried a new method.
(私は新しい方法を試しました。)
この文章では、一つの方法を試したことしか示されていません。
いくつかの方法を試して修正を重ねたのであれば、trial and error の意味に近づきます。
「試行錯誤」があってもtrial and errorを使わない場合がある
日本語の文章に「試行錯誤」という言葉があっても、必ず trial and error と訳す必要はありません。
何を試したのかがわかっている場合は、その行動を具体的に英語で表現した方が自然な場合があります。
日本語:
よりよい販売方法を見つけるために試行錯誤しています。
trial and errorを使う例:
We are going through a process of trial and error to find a better sales method.
具体的に表す例:
We are testing different sales strategies to find a more effective one.
後者では、「何について試行錯誤しているのか」が具体的に伝わります。
特に仕事やビジネスでは、実際に試している内容を表現した方がわかりやすいことがあります。
「試行錯誤=trial and error」だけで覚えないことがポイント
「試行錯誤」の基本的な英語表現は trial and error です。
まずはこの組み合わせを覚えておけばよいでしょう。
ただし、実際に英文を作る場合には、日本語の「試行錯誤」という単語だけを見るのではなく、何を試したのか、どのような結果になったのかまで考えることが大切です。
by trial and error、through trial and error、try different approaches、experiment with などを文脈に合わせて使い分けることで、より自然な英語表現になります。
まとめ|「試行錯誤」は英語で「trial and error」
「試行錯誤」は英語で、trial and error と表現します。
さまざまな方法を実際に試し、間違いや失敗を修正しながら、よりよい方法や答えを探していくことを表す英語表現です。
「試行錯誤しながら」「試行錯誤によって」と表現する場合には、by trial and error が使えます。
また、試行錯誤という過程を経て何かを見つけたことを表したい場合には、through trial and error も使うことができます。
日本語では「試行錯誤する」「試行錯誤を重ねる」「試行錯誤を繰り返す」と表現しますが、英語ではそれぞれを一語ずつ直訳する必要はありません。
try different approaches や experiment with、keep trying などを使って、実際に行っていることを具体的に表現した方が自然な場合もあります。
また、日本語では「トライ・アンド・エラー」という言い方も使われますが、英語では trial and error が基本です。
名詞として使う場合は trial and error、後ろの名詞を修飾する場合には trial-and-error approach のように表現することがあります。
英語で「試行錯誤」を表現するときは、まず trial and error を基本として覚えておきましょう。
そのうえで、「何を試したのか」「何度も試したことを強調したいのか」「試した結果を伝えたいのか」に合わせて表現を選ぶと、より自然な英文になります。
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