鳶が鷹を生むの意味と使い方と例文!由来と類語と反対語と英語表現!

「鳶が鷹を生む」
とは、平凡と思われていた親から、すぐれた子どもが生まれることを表すことわざです。
鳶と鷹という対照的な鳥をたとえに用い、予想を超えた才能や成長をやさしく伝えています。
少し意外性のある響きを持ちながらも、人の可能性の広がりを感じさせる表現でもあります。
日常の中で
「思いがけない才能」
に出会ったときに自然と浮かぶ言葉です。
この記事では、その意味や使い方を穏やかに整理していきます。
Contents
「鳶が鷹を生む」とは?読み方と意味を詳しく!

「鳶が鷹を生む」
読み方は「とびがたかをうむ」です。
意味は以下の解説。
平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。とんびがたかをうむ。
(デジタル大辞泉)
父も母も普通の凡人と思っていた親から、思いもしない優秀なまたは特技を持った特異な
「子供」
が生まれることの例えです。
親が普通の方でも、子供も普通の方とは限らないのです。
親よりも優れた部分であれば何でもこのことわざの対象になろうかと。
- ①:容姿
②:学業
③:出世
④:特技
⑤:芸術的な才能
などなど。
他よりも圧倒的な才能なら
「鳶が鷹を生む」
という表現は有効です。
「鳶が鷹を生む」の語源と由来のお話!
「鳶が鷹を生む」の語源は諸説ありますがここでは
- ①:鷹狩の説
②:鳶と鷹の優位性
の説を解説。
鷹匠の説は貴族の鷹狩の風習に由来!
古代より「鷹狩」は貴族や上級武士の間で人気。
遊びでした。
いろんな鳥を捕獲するのに、選ばれたのが
「鷹」
「鳶」
も同じ鷹科ですが、体重が軽く捕獲するには適さなかったといいます。
この差は、鳶は鷹狩に向かない単なる
「鷹」
の容姿を持っていたとの評価。
ここから
「鳶が鷹を生む」
という諺が生まれたという説。
意味は、普通の平凡な親から、極めて優秀な子供が生まれるの例えになります。
鳶と鷹の優位性を語源にする説
「鳶」
はタカ類の中で
「1種」
です。
しかし、鳶はタカとは違って
「勇猛さ」
には欠けます。
そのため格下。
「鳶が鷹を生む」
はこれが由来になります。
かなり勇猛さにかかける格下の鳶から
「鷹」
が生まれるは上と同じ意味になります。
この二つの説。
似ているようで似ていないかな~~とも。
「鷹匠」
は今でも存在します。
「鷹狩」
は戦国武将では定番の高級な遊び。
「徳川家康公」
もとても大好きでした。
「鳶が鷹を生む」の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・「鳶が鷹を生む」を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・「鳶が鷹を生む」を用いた会話例。
を解説します。
「鳶が鷹を生む」を使う場面は?

「鳶が鷹を生む」を使う場面は
- ①:あそこのお子さんが?
②:俺の孫どうしたんだ?
などの場面が一般的かも。
具体的な場面をいかに考えてみました。
| 場面➀ | 親に似ず優秀 |
| 場面➁ | 兄弟のうち一人だけ突出 |
| 場面➂ | 身体能力がずぬけている |
| 場面➃ | 容姿端麗って親見たら・・ |
| 場面➄ | あの器用さは誰に似たのだ? |
うちのおふくろさんはよくこう言うふうに言います。
「親勝りのたけのこ」
同じ意味ですが、近所にもこういう方はいます。
- 「あそこのうちには優秀な人いなかったのに誰に似たんだろ?」
そういう方。
「鳶が鷹を生む」の使い方:短文の例文10選
ここでは、「鳶が鷹を生む」を使ったやわらかな例文を紹介します。
人の可能性の広がりを感じながら読んでみてください。
① 目立たなかった存在が大きく成長し、まさに鳶が鷹を生むという言葉がふさわしいと感じた。
② 思いがけない才能に触れたとき、鳶が鷹を生むという表現が自然と浮かんできた。
③ 周囲の予想を超える活躍に、鳶が鷹を生むという言葉の意味を実感している。
④ 静かに努力を重ねた結果が花開き、鳶が鷹を生むような出来事だと感じられた。
⑤ 普段は控えめな人が見せた力に、鳶が鷹を生むという言葉がやさしく重なった。
⑥ 家族の中でも際立った才能に触れ、鳶が鷹を生むという意味の深さを感じた。
⑦ 周囲の評価にとらわれず、鳶が鷹を生むような成長があることに気づかされた。
⑧ 意外な場面での活躍に、鳶が鷹を生むという言葉が静かに心に残った。
⑨ 誰にでも可能性があると感じられる瞬間に、鳶が鷹を生むという表現が思い浮かんだ。
⑩ 努力が実を結んだ姿に、鳶が鷹を生むという言葉がやさしく重なっていった。
人の可能性は、外からは測りきれないものがあります。
思いがけない成長が、周囲にあたたかい驚きをもたらします。
「鳶が鷹を生む」
は、その広がりをやさしく伝えてくれる言葉です。
「鳶が鷹を生む」を使った会話例!

以下の会話例で。
お父さん、仙台の孫のSちゃん学校で一番だってよ~~。
へ~~すごいね。娘は全然ふつうだけど・・でもよかったな~~。
娘も喜んでたよ。
「鳶が鷹を生む」とはこのことかもしれんが、娘に似ないで良かったな。
一言余計でした。
そのあと娘に怒られました。
- 「私に似ないでいいとはどういうこと?」
でも本心なのですから仕方がないです。
「鳶が鷹を生む」の類義語(類語)と言い換えは「百舌が鷹を生む」!
「鳶が鷹を生む」
の類義語は以下。
| とんびが孔雀を産む | 平凡な親がすぐれた子を生む |
| 百舌が鷹を生む | 平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ |
| 烏の白糞 | 親に似ない優秀な子供は生まれない |
| 出藍の誉れ | 弟子が師よりもすぐれた才能をあらわすたとえ |
| 氏より育ち | 家柄より育つ環境が人柄に大きく影響し大切である |
| 言い替え | 百舌が鷹を生む |
言い換えとして適当と思うのは
「百舌が鷹を生む」
です。
意味は「鳶が鷹を生む」と同じ意味になります。
置き換えとして多くの場面で機能すると思います。
「鳶が鷹を生む」の反対語(対義語)は「蛙の子は蛙」!

「鳶が鷹を生む」の反対語を考えてみました。
普通の方のお子さんが優秀なのですから、その反対なら
普通の親から生まれるのは
「普通の子」
です。
非凡な子は生まれないのです。
でないかな?
「蛙(かえる)の子は蛙」
親に似るんです‥何事も。
それが普通だと思います。
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「鳶が鷹を生む」を英語で表現!
「鳶が鷹を生む」
試しに検索で。
「鳶が鷹を生む」:A kite gives birth to a hawk
よさそうに思いますが、他の英訳も。
①:A black kite (tonbi) gives birth to a hawk.
②:A goose gives birth to a swan.
今回は検索が当たりでしたね。
kite:凧の意味もあるので念のため
black :を追加しておくといいというアドバイス。
(DMM英語)
なるほど~~参考になります。
「鳶が鷹を生む」の実例を歴史上の人物で考えてみる!

「鳶が鷹を生む」
をその名の通りだったと思われる歴史上の人物は誰がいるか?
これは各論あるかと思いますが私の勝手で以下を上げてみます。
「鳶が鷹を生む」戦国時代の武将編
有名な武将なら以下の方。
①:織田信長:父:織田信秀
天下統一目前で散った英雄
②:徳川家康:父:松平広忠
説明の必要はないかと。
③:武田信玄:父:武田信虎
甲斐の虎の異名
④:上杉謙信:父:長尾為景
こちらも越後の虎と言われました。
⑤:毛利元就:父:毛利弘元
三本の矢で有名です。
「大江広元」も本望ですね。
親は越えていないけど、やはり蛙の子は蛙で優秀な方の筆頭は
「真田信繁」(幸村)
ですね。
父「昌幸」同様にとても優秀で甲乙つけがたいでしょう。
しかし
最後は大戦に参加したことで、父を超えた偉業を達成した感があります。
「鳶が鷹を生む」明治維新後の実業家編
実業家編です。
①:岩崎弥太郎:父: 岩崎弥次郎
言わずもがなの三菱の創設者。
②:渋沢栄一:父:渋沢市郎右衛門
とんでもない数の企業と、銀行で知られます。
他にも明治時代は多くの実業家がいますが、親の七光りもありますが傑出した時代でもあります。
上記の二人は、個人的に好きな方です。
「鳶が鷹を生む」
を実践した方ではないかな?
そう思います。
*個人的な主観です。
「鳶が鷹を生む」の思いと感想とまとめ!
「鳶が鷹を生む」
の上の内容を以下の表にまとめてみました。
| ➀:意味 | 平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。 |
| ➁:語源と由来 | 鷹匠の由来による・他 |
| ➂:使う場面 | 親に似ず・・の場面・他 |
| ➃:使い方を例文で | 「鳶が鷹を生む」の諺通りのような近所のAさんの息子は今やIT企業の社長だ。 |
| ➄:類語 | とんびが孔雀を産む・百舌が鷹を生む・烏の白糞・他 |
| ⑥:言い替え | 百舌が鷹を生む |
| ⑦:反対語 | 蛙の子は蛙 |
| ⑧:英語表現 | A black kite (tonbi) gives birth to a hawk. |
意味のおさらいです。
平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。とんびがたかをうむ。
(デジタル大辞泉)
なかなか、そう感じる方はいません。
まれに
「あそこんところのせがれ、なんかすごいんだってな!」
って方いますが、身内ではなかなか早々出てきません。
え?
それはお前んとこだけだ??
かもしれないな~~
「鳶が鷹を生む」は勝子吉の常とう句!子母沢寛の「勝海舟」!
子母沢寛の小説
「勝海舟」
に父の「勝子吉」が当然出てきます。
「勝子吉」
は直参旗本・・とはいっても高々
「50石二人扶持」
の石高。
生活はしんどい。
しかしめっぽう腕がいいので
「用心棒」
や道場破りなども一つの家業としていましたが、その息子
「海舟」(麟太郎)
は優秀。
直心影流の免許皆伝と剣の腕も一流なら蘭学をきわめて頭脳も明晰。
「鳶が鷹を生む」
は「勝子吉」の口癖。
という小説の内容です。
これを書いていて、この言葉を見てすぐに思い出しました。
お勧めします。
とても良い内容です。
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*ヘッダーの写真はわたしが撮影した、鎌倉明月院の庭の風景写真です。






















