千載一遇の読みと意味は?使い方を例文で!語源や由来の歴史のお話!
千載一遇のチャンスとも言いますが、意味や正確な読み方や、英語表現などもどうなるか、興味がありますね。
使う場面や、使い方を例文の作成で検証してみようかと。
中国の故事から語源や由来ですが、その出典元の「書」についても、歴史の考察をしてみようと思います。
Contents
千載一遇とは?意味や読み方は?漢字の分析で意味を検証してみる!
「千載一遇」
読み方は「せんざいいちぐう」です。
よく「千載」を「せんさい」という方がいるようですが、正確には「せんざい」が正しい読み方です。
千載一遇の意味は?
以下のようになります。
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。
(goo辞書)
または
「千年に一度しか訪れないような絶好の機会」
を言います。
いずれ、読んで字のごとく「1000年に一度会うかどうか・・」そんな状態のことをいうわけですね。
なので、千載一遇がしょっちゅうあるわけではないですから、めったには使わない言葉になろうかと思います。
千載一隅の意味を感じの分析で!
以下のように考えてみました。
- 千:1000年に一度、めったにない
載:乗る、1000年を肯定
一:一度
隅:出会う、機会
となろうかと思うのですが、どうでしょうか?
1000年というのは、喩えてのお話かともいますが、それだけの好機という意味ですね。
千載一遇の語源や由来は?出典元の書と歴史のお話!
「千載一遇」
の語源や由来についてのお話です。
千載一遇の語源はいずれも文選より出典も2か所ある!
どうやら、二つの出所が語源としてあるように思います。
しかし、出典の大本はいずれも
「文選(もんぜん」
という書になります。
「文選(もんぜん」とはいつの時代の書だ?
こういうことのようです。
『文選』(もんぜん)は、中国南北朝時代の南朝梁の蕭統(昭明太子)によって編纂された詩文集。全30巻。春秋戦国時代から南朝梁までの文学者131名による賦・詩・文章800余りの作品を、37のジャンルに分類して収録する。
(wikipediaより引用)
さらにこの著者の方の蕭統(昭明太子)という方は
蕭 統(しょう とう、中興元年(501年)9月 – 中大通3年4月6日(531年5月7日))は、中国南朝の梁の皇族。字は徳施。襄陽で生まれた。武帝蕭衍の長子で皇太子に立てられていたが、父に先立って死去した。
(wikipediaより引用)
なので、西暦500年頃の書になりますね。
では、この千載一遇の記載は、この中の二か所にでてきます。
「王褒・四子講徳論」
咨夫れ特達して相知る者は、千載の一遇なり。
こう出てきます。
さらにもう一つ
「袁宏・三国名臣序賛」(三国の建国の名臣二十人について述べたもの)
「夫れ、万歳の一期は有生の通塗(つうと)、千載の一遇は賢智の嘉会なり。
之に遭えば欣ぶ無き能(あた)わず、之を喪(うしな)えば何ぞ能(よ)く
慨(なげ)く無からんや」
上の
「千載の一遇は、賢智の嘉會なり。」
と、こんな感じです。
この著者ですが
「袁宏」(えんこう)という方は?
袁 宏(えん こう、328年頃 – 376年頃)は、中国の東晋の文人・歴史家。『後漢紀』の編纂者として知られる。
(wikipediaより引用)
それと「王褒」という方は
どうやら、前漢の方のようで、こちらは紀元前の時代の方です。
したがって、この
「王褒」(おうほう)
の方の、千載一遇が古いので、こちらが語源ではないかな~~と思った次第です。
いずれ、奥が深いお話でした。
千載一遇を使う場面と使い方を例文で!
「千載一隅」
を使う場面はどんな時でしょうか?
やはり、千歳一遇のチャンスと言うくらいですから、絶好の好機ですね。
自分がこれは大きなチャンスと思った時は、表現する気持ちとして千載一遇に、なるんだと思います。
千歳一遇を使用して例文を作成してみた!
以下のように作ってみました。
1:ブログの存在は、千載一遇の私にとってチャンスだった。すぐに結果を出なくても長い目でやる目標が、できてとても良い出会いだと、今でも思っている。
2:A社との関わりは、私の仕事にとって千歳一遇のチャンスだった。
3:今のこの時、千歳一遇のチャンスと思ったが、そう思ったら自分だけで、外れていた。
4:彼女とは、千載一遇と言っていいほどの、素晴らしい時間を共有出来た。
5:人生において、千載知遇と言えるほどの事は、滅多にないでしょう。
などなどですが、全て私のことです。
私の事以外でも、千歳一遇に対して思うことをちょっと書いてみました
千歳一遇のチャンスと言うのは、1000年に1度の例えですから、そういうチャンスはめったには来ません。
しょっちゅう使う事は、意味を理解していないか、口癖になっているのかもしれませんね。
めったにないことでも、1000年と言わずに、1年に1度でもあれば良い方でしょう。
また、自分が千載一遇のチャンスと思っていても、全くあてが外れて認識不足だった。
そういうことも、たまにはありましたね。
誰にでも、チャンスは均等に回ってくるんだそうです。
問題がそれをものにできるかどうか?
そういうことを、読んだことがありますが、私もそう思います。
チャンスを、チャンスと認識するかどうか?
そこが、大事なのではないかと思うわけですね。
千載一遇の類義語にはどんな言葉がある?
「千載一遇」
の、類義語にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下のようにあげてみました。
- 1:千載一会
2:盲亀の浮木
3:千載一合
などなどが、あるようですね。
字が似ているのもあれば、何か訳分からないのもありますね。
盲亀の浮木とは何でしょうか?
これはまた、次回の機会に詳しく取り上げようと思います。
いずれにしても、千歳一遇の類義語なので、多少ニュアンスは違えども、同じような意味なんだと思います。
が・・使うときには、十分に注意しましょう。
千載一遇を英語で表現するとどうなる?
いつものように検索で
千歳一遇:Thousands of times
お~~これはそのまんまですが、これでは・・・
他の訳は?
1:one chance in a million
2:one‐in‐a‐million chance
こっちの方がすっきりですね。
特に1番はいいと思います。
a chance in a million
(千載一遇のチャンス)
I am sorry I threw away a golden opportunity.
(千載一遇の機会を外して残念だった)
こちらの
「golden opportunity」
も、チャンスという表現でよさそうに感じます。
でも、上の、千載一遇のチャンスは、シンプルでいいです。
私はこちらで・・
・・・・・・・・・・・
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今思えば千載一遇のチャンスを逃し続けた私の人生!
「千載一遇」
について、意味や使い方や例文、語源や由来のお話について、その歴史的背景も含めて考察してきました。
意味のおさらいですが
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。
(goo辞書)
と言う意味になります。
千歳一遇の、千載は1000年と言う意味なので、1000年に一度の人との出会いと、言う意味も含んでいます。
1000年に象徴される、滅多に現れないことを、強調するチャンスなんだと思うんだな。
千歳一遇のチャンスを私のものにしてきたのか?
さて、私の人生の中で、千載一遇のチャンスと言うのは、何度あったか?
これを書きながら、60数年生きてきてどうだったか?
考えてみたのですが
さて?
なんだなぁ。
いつが、このチャンスだったんだろうか?
よくよく考えてみたのですが、人生の転機が含めていかにちょっとまとめてみました。
- 1:妻との出会いと結婚
2:32歳のときの転職
3:40歳のときの転職
4:ブログと出会ったこと
位では無いでしょうか。
他にもありますが、とても千載一遇とは言えなさそうです。
でも、妻との出会いが千載一遇かどうかは、ちょっとなと思いますが、私にとっては良い出会いだったと思っていますが、千載一遇のチャンスかと言えばどうでしょうか(笑
そもそも、こういう出会いも千載一遇って言うのかな?
32歳のときの転職は、これはやはり千載一遇って言うのかな?
ここから私の人生が、大きな方向に転換していきました。
60年以上生きていれば、何回かはやはりありますね。
皆さんは、千歳一遇のチャンスに出会ったことがありますか?
必ずものにしましょうね!
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一度でいいから、接待疑惑でもいいから濡れ手で粟になってみたい!!!
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一事が万事は、当たってると思います。
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一事が万事を思わせる要素があれば、それで見えてくることが多いですから。
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