関西弁の敬語一覧|「はる」の意味と使い方・例文をわかりやすく解説

関西弁というと
「なんでやねん」「せやな」「ほんま?」
など、親しみやすい話し言葉を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし関西弁には、相手への敬意を表す独特の敬語表現もあります。
代表的なのが「行かはる」「食べはる」「言わはる」などに使われる
「~はる」
です。
・「先生、もう帰らはったで」
・「部長、何て言うてはった?」
など、標準語の「お帰りになった」「おっしゃっていた」とはかなり違った言い方になります。
では、「~はる」はどんな相手に使うのでしょうか。
また、大阪と京都では使い方に違いがあるのでしょうか。
この記事では、関西弁で使われる敬語を一覧で紹介しながら、「~はる」の意味と使い方、標準語との違い、日常会話で使える例文までわかりやすく解説します。
関西弁の敬語一覧|意味と標準語を一目でチェック
関西弁の敬語で特に特徴的なのが、動詞に「~はる」を付ける表現です。
「行かはる」「食べはる」「見てはる」など、関西では日常の会話の中で自然に使われています。
標準語の「いらっしゃる」「召し上がる」「ご覧になる」などとは形がかなり違うため、関西以外の方には敬語だと気づきにくいかもしれません。
まずは代表的な表現を一覧で見てみましょう。
| 関西弁 | 意味・標準語 | 使用例 |
|---|---|---|
| 行かはる | 行かれる・お行きになる | 先生、もう行かはったで |
| 来はる | 来られる・いらっしゃる | 部長、明日来はるん? |
| 帰らはる | 帰られる・お帰りになる | 先生、もう帰らはったよ |
| 食べはる | 食べられる・召し上がる | これ、食べはりますか? |
| 飲まはる | 飲まれる・召し上がる | コーヒー飲まはります? |
| 見はる | 見られる・ご覧になる | この番組、見はりました? |
| 言わはる | 言われる・おっしゃる | 先生、何て言わはった? |
| 聞かはる | 聞かれる・お聞きになる | その話、もう聞かはった? |
| 読まはる | 読まれる・お読みになる | この本、もう読まはりました? |
| 買わはる | 買われる・お買いになる | それ、どこで買わはったんですか? |
| 使わはる | 使われる・お使いになる | 先生もこれ使わはりますか? |
| 待たはる | 待たれる・お待ちになる | そこで待たはるそうです |
| 話さはる | 話される・お話しになる | あの先生、よう話さはるなあ |
| してはる | している・なさっている | 先生、今何してはるん? |
| 住んではる | 住んでいる・お住まいである | 京都に住んではるんですか? |
| 働いてはる | 働いている・お勤めになっている | 大阪で働いてはるそうです |
こうして標準語と比べると、「~はる」がさまざまな動詞に付いていることが分かります。
過去のことを表す場合には「行かはった」「食べはった」「言わはった」のような形もよく使われます。
また、「~はる」は標準語の尊敬語と完全に同じ感覚で使われるとは限りません。
目上の人だけではなく、相手との距離感や地域によっては、身近な人について話すときにも使われます。
たとえば「おばあちゃん、もう寝はったで」のような言い方もあります。
標準語にそのまま置き換えると少し丁寧に感じられますが、関西では敬意と親しみが一緒になった自然な会話として使われることがあります。
この「丁寧だけれど堅すぎない」という感覚が、関西弁の敬語を理解するうえで大切なポイントです。
関西弁の言葉をもっと広く確認したい方は、
関西弁一覧100選|方言の意味と標準語・使い方をわかりやすく紹介
もあわせてご覧ください。
関西弁の敬語「はる」とは?意味と使い方
関西弁の敬語を知るうえで、代表的な表現が「~はる」です。
「先生が来はる」「部長が言わはった」「何してはるんですか?」など、動詞に付けて相手や話題にしている人への敬意を表します。
標準語では「来られる」「おっしゃる」「なさっている」など、動詞によって尊敬語の形が変わります。一方、「~はる」はさまざまな動詞と組み合わせられるため、関西の日常会話では非常に使いやすい表現です。
ただし、「~はる」の使われ方や感じられる敬意の程度は、地域や世代、相手との関係によって異なります。標準語の尊敬語と完全に同じものとして考えるより、関西独特の敬意や親しみを含んだ表現として理解すると分かりやすいでしょう。
「はる」は相手への敬意を表す関西独特の表現
「~はる」は、相手や第三者の動作について話すときに使われます。
たとえば「先生が来る」を「先生が来はる」、「社長が言った」を「社長が言わはった」と表現すると、普通に「来る」「言った」と言うより相手を立てた言い方になります。
標準語に置き換えると、次のようなイメージです。
| 普通の関西弁 | 「はる」を使った表現 | 標準語の敬語 |
|---|---|---|
| 先生が来る | 先生が来はる | 先生がいらっしゃる |
| 先生が言う | 先生が言わはる | 先生がおっしゃる |
| 先生が見る | 先生が見はる | 先生がご覧になる |
| 先生が食べる | 先生が食べはる | 先生が召し上がる |
| 先生が帰った | 先生が帰らはった | 先生がお帰りになった |
こうして比べると、「~はる」は標準語の尊敬語より形が分かりやすいことも特徴です。
「行かはる」「食べはる」「言わはる」の使い方
「~はる」は、さまざまな動詞に付けて使われます。ただし、単純にすべての動詞の後ろへ「はる」を付ければよいわけではなく、動詞によって形が変わります。
代表的なものを見てみましょう。
- 行く → 行かはる
- 言う → 言わはる
- 読む → 読まはる
- 飲む → 飲まはる
- 食べる → 食べはる
- 見る → 見はる
- 来る → 来はる
- する → しはる
さらに、進行中の動作や状態を表すときには「~てはる」「~ではる」という形もよく使われます。
「先生、そこで待ってはるで」「京都に住んではるんですか?」「今も会社で働いてはるそうやで」といった言い方です。
過去形になると「~はった」となり、「行かはった」「食べはった」「言わはった」のように使います。
「はる」は誰に対して使う?目上・年上・身近な人
「~はる」というと、先生や上司など目上の人だけに使う敬語と思うかもしれません。しかし、実際の関西の日常会話では、もう少し幅広く使われます。
年上の人やそれほど親しくない人はもちろん、地域や家庭によっては身近な人について話す場合にも使われます。
たとえば、「お母さん、買い物行かはったで」「隣のおっちゃん、庭仕事してはるわ」といった言い方です。
この場合、標準語の「お母さんは買い物にお出かけになった」のような堅い敬語を使っている感覚とは少し違います。
相手を立てながらも距離を置きすぎない、いわば「親しみのある敬意」を表現できるところが「~はる」の特徴です。
そのため、「~はる」を標準語の尊敬語に一対一で置き換えるだけでは、関西弁ならではのニュアンスまでは伝わりにくいことがあります。
関西弁の敬語を例文で紹介|日常会話ではどう使う?

関西の職場では「来てはりますか?」など、「~はる」を使った会話が聞かれることがあります。
関西弁の敬語は、意味だけを覚えるより実際の会話で見ると使い方が分かりやすくなります。
特に「~はる」は、職場の上司や先生など目上の人だけでなく、年上の人や近所の人について話す場合にも使われます。
ここでは、職場・年上の人との会話・お店や日常会話の3つの場面に分けて、関西弁の敬語の例文を紹介します。
職場で使う関西弁の敬語例文
職場では、上司や取引先などについて話すときに「~はる」を使うことがあります。
| 関西弁の例文 | 標準語にすると |
|---|---|
| 部長、もう来てはりますか? | 部長はもういらっしゃっていますか? |
| 課長、さっき出かけはったで | 課長は先ほど出かけられましたよ |
| 部長は何て言うてはった? | 部長は何とおっしゃっていましたか? |
| 社長も明日の会議に来はるそうや | 社長も明日の会議にいらっしゃるそうです |
| 先生、今電話してはるから、ちょっと待って | 先生は今電話をなさっているので、少し待って |
このような会話では、標準語の尊敬語よりも柔らかく、普段の会話に自然になじむところが「~はる」の特徴です。
ただし、正式な商談や社外への連絡などでは、一般的なビジネス敬語を使った方が適切な場合があります。関西弁の敬語は、相手や場面との距離感を考えて使うことが大切です。
年上の人に使う関西弁の敬語例文
「~はる」は、先生や上司だけでなく、年上の人や近所の人について話すときにもよく使われます。
| 関西弁の例文 | 標準語にすると |
|---|---|
| おばあちゃん、もう寝はったん? | おばあちゃん、もう寝たの? |
| 田中さん、毎朝散歩してはるなあ | 田中さん、毎朝散歩しているね |
| 先生、今でも京都に住んではるんですか? | 先生は今でも京都にお住まいですか? |
| 隣のおっちゃん、今日は早うから仕事してはるわ | 隣のおじさん、今日は朝早くから仕事をしているよ |
| あの人、昔からこの店やってはるで | あの方は昔からこの店をやっていますよ |
ここが標準語の敬語と少し感覚が違うところです。
たとえば「おばあちゃん、もう寝はったん?」は、家族なのに堅い敬語で話しているというより、親しみの中に自然な敬意が含まれた言い方と考えると分かりやすいでしょう。
お店や日常会話で使う関西弁の敬語例文
日常生活の中でも「~はる」はさまざまな場面で耳にします。
| 関西弁の例文 | 標準語にすると |
|---|---|
| これ、食べはります? | これ、召し上がりますか? |
| コーヒー飲まはりますか? | コーヒーをお飲みになりますか? |
| どちらから来はったんですか? | どちらからいらっしゃったんですか? |
| この辺、よう来はるんですか? | この辺りにはよくいらっしゃるんですか? |
| この商品、前にも買わはりました? | この商品を以前にもお買いになりましたか? |
「食べはります?」「飲まはります?」のような言い方は、標準語の「召し上がりますか?」よりも親しみを感じる表現です。
関西弁の敬語には、相手を立てながら会話を必要以上に堅くしない働きがあります。そのため、店先や近所付き合いなど、人との距離が比較的近い日常会話とも相性のよい表現です。
ただし、同じ関西でも地域や世代によって使われ方は異なります。「この言い方だけが正しい関西弁」と考えず、地域ごとの違いも含めて楽しむとよいでしょう。
関西弁を実際の日常会話や長文でさらに見たい方は、
関西弁の例文50選|日常会話・長文で自然な言い方を紹介
もあわせてご覧ください。
関西弁の敬語と標準語の違い

関西弁の「~はる」は、標準語の尊敬語とは少し異なる親しみや距離感を持っています。
関西弁の「~はる」を標準語にすると、「~される」「お~になる」「いらっしゃる」などの尊敬表現に置き換えられることがあります。
しかし、関西弁の敬語と標準語の敬語は、単純に言葉を置き換えれば同じになるわけではありません。
大きな違いは、相手との距離感です。「~はる」は敬意を示しながらも日常会話になじみやすく、親しみを含んだ表現として使われることがあります。
関西弁では敬語でも会話が柔らかく聞こえる
標準語では、相手への敬意を高めようとすると「いらっしゃる」「召し上がる」「ご覧になる」「おっしゃる」などの尊敬語を使います。
これに対して関西弁では、「来はる」「食べはる」「見はる」「言わはる」のように「~はる」を使うことで、相手への敬意を表すことができます。
| 普通の表現 | 関西弁の敬語 | 標準語の敬語 |
|---|---|---|
| 来る | 来はる | いらっしゃる |
| 食べる | 食べはる | 召し上がる |
| 見る | 見はる | ご覧になる |
| 言う | 言わはる | おっしゃる |
| する | しはる | なさる |
「先生、もう来はったで」という関西弁には敬意がありますが、日常会話としても自然です。
標準語で「先生はもういらっしゃいましたよ」と言うと、同じ内容でも少し改まった印象になります。
このように、敬意を示しながら会話の距離を近く保ちやすいところが「~はる」の特徴の一つです。
標準語の尊敬語・丁寧語とは形が違う
標準語では「です・ます」のような丁寧語と、「いらっしゃる」「おっしゃる」のような尊敬語を区別して使います。
関西弁でも「です・ます」は使われますが、「~はる」は主に話題になっている人の動作に敬意を添える表現です。
たとえば、「先生が来はる」という場合、敬意を向けているのは「先生」です。
一方、「先生が来ます」という「ます」は、主に聞き手に対して丁寧に話すための表現です。
つまり「~はる」と「です・ます」は役割がまったく同じではありません。
「です・ます」と「はる」を組み合わせることもある
関西の日常会話では、「~はる」と「です・ます」を組み合わせることもあります。
たとえば、次のような言い方です。
- 先生、明日も来はりますか?
- どちらに住んではるんですか?
- この料理、食べはります?
- 昨日もここに来てはりましたよ。
「~はる」で話題になっている人への敬意を示しながら、「です・ます」を加えることで、聞き手に対しても丁寧な話し方になります。
ただし、どの程度「~はる」を使うかは、地域や世代、相手との関係によって変わります。
関西弁の敬語は、標準語の敬語をそのまま方言に置き換えたものではありません。相手への敬意と親しみ、そして人との距離感を表すところに独特の特徴があります。
標準語を関西弁にするとどのような言い方になるのか知りたい方は、
関西弁に変換!標準語の言い換え一覧50選
もあわせてご覧ください。
大阪と京都で「はる」の使い方は違う?

同じ関西でも、「~はる」の使い方や感じ方には地域や世代による違いがあります。
「~はる」は関西の広い地域で聞かれる表現ですが、大阪と京都でまったく同じように使われているわけではありません。
誰に対して使うのか、どのくらいの敬意を感じるのか、どんな動詞に付けるのかなど、地域や世代によって違いがあります。
また、大阪弁と京都弁という大きなくくりだけでは説明できない地域差もあります。そのため、「京都では必ずこう言う」「大阪ではこの言い方はしない」と決めつけず、傾向として見ていきましょう。
京都では「はる」を幅広く使う
京都の話し言葉では、「~はる」はよく知られた敬意表現の一つです。
「先生が来はる」「おばあちゃんが買い物に行かはった」「あの人、よう知ってはるなあ」など、目上の人はもちろん、身近な人や第三者について話すときにも使われることがあります。
興味深いのは、必ずしも非常に高い敬意を示す場面だけで使われるわけではないことです。
たとえば家族や近所の人について「何してはるん?」「もう帰らはった?」と言う場合、堅苦しい敬語というより、相手への配慮や一定の敬意を自然に添えた表現として聞こえることがあります。
そのため、標準語だけに慣れている人が京都の「~はる」を聞くと、「家族にも敬語を使うの?」と不思議に感じることがあるかもしれません。
京都ならではの遠回しな表現や独特のニュアンスも知りたい方は、
京都弁の皮肉一覧30選|例文付きで分かる京都流の言い回し
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大阪でも「はる」は日常会話で使われる
「~はる」は京都だけの言葉ではなく、大阪でも日常会話の中で使われます。
「先生、もう来てはるで」「社長、何て言うてはった?」「あの人、大阪に住んではるん?」などの言い方です。
大阪でも、普通に「来る」「言う」「住んでいる」と言うより、相手や話題になっている人への敬意を含ませることができます。
ただし、誰に対してどの程度「~はる」を使うかという感覚には個人差があります。親しい友人同士では使わない人もいれば、年上の人やそれほど親しくない人には自然に使う人もいます。
大阪弁というと「やねん」「やで」「せやな」などが目立ちますが、「~はる」のような柔らかな敬意表現も日常の関西弁を理解するうえで重要です。
同じ関西でも地域や世代によって使い方は異なる
関西弁は一つの方言ではありません。大阪と京都だけでなく、兵庫・奈良・滋賀・和歌山などでも、それぞれ言葉やアクセントに違いがあります。
さらに同じ府県でも地域によって話し方は異なり、若い世代と高齢の世代で使う表現が違うこともあります。
そのため、「~はる」を頻繁に使う人もいれば、限られた相手にだけ使う人、ほとんど使わない人がいても不思議ではありません。
また、同じ「~はる」でも、前後の言葉やイントネーションによって、丁寧さや親しみの感じ方が変わることがあります。
大阪と京都の違いを知るときには、「どちらが正しい関西弁か」と考えるのではなく、同じ関西でも敬語の使い方に地域ごとの特色があると捉えると分かりやすいでしょう。
大阪と京都では、同じ関西でも言葉の使い方や受ける印象が異なります。
大阪弁と京都弁の違いとは?皮肉・言い回し・語尾を例文で比較
では、その違いを詳しく紹介しています。
関西弁の敬語は失礼?使うときの注意点
関西弁の「~はる」は相手への敬意を表す言葉ですが、どんな場面でも使える万能な敬語というわけではありません。
家族や近所の人、職場での普段の会話では自然に聞こえる表現でも、改まった場面では一般的な敬語の方が適していることがあります。
また、関西以外の人には「~はる」が敬語だと伝わらない場合もあります。相手や場面に合わせて使い分けることが大切です。
「はる」を付ければ必ず丁寧になるわけではない
「~はる」には敬意を添える働きがありますが、言葉全体の丁寧さは「~はる」だけで決まるわけではありません。
たとえば「先生、もう帰らはったで」と「先生はもう帰らはりましたよ」では、どちらも先生への敬意を含んでいますが、聞き手に対する丁寧さには違いがあります。
また、話すときの口調やイントネーション、前後の言葉によっても受ける印象は変わります。
そのため、「動詞に『はる』を付ければ全部敬語になる」と覚えるのではなく、誰について話しているのか、誰に向かって話しているのかを考えることが大切です。
ビジネスでは標準的な敬語が無難な場合もある
関西の職場では、社内の日常会話で「部長、もう来てはります」「課長が言うてはりました」といった表現を耳にすることがあります。
一方、取引先への電話やメール、正式な商談などでは、「いらっしゃいます」「おっしゃっていました」「ご覧になります」といった一般的なビジネス敬語を使った方が伝わりやすい場合があります。
特に相手が関西弁に慣れていない場合、「~はる」に込められた敬意が十分に伝わるとは限りません。
方言として間違っているということではなく、仕事では相手や状況に合わせて言葉を選ぶと考えるとよいでしょう。
親しみと敬意を同時に表せるのが関西弁の特徴
「~はる」の魅力は、相手を立てながらも会話を必要以上に堅くしないところにあります。
「おばあちゃん、もう寝はった?」「先生、今日は来はるん?」といった言葉には、標準語の敬語とは少し違った柔らかさがあります。
相手との距離を遠ざけず、それでも一定の敬意を示す。この微妙な距離感が、関西弁の敬語の面白いところです。
ただし、その感覚は地域や世代によって異なります。関西出身者同士でも「その言い方はよく使う」「自分の地域ではあまり言わない」と感じることがあります。
関西弁の敬語を使うときは、言葉の形だけをまねるのではなく、相手との関係や会話の場面まで含めて理解することが大切です。
関西弁は言葉だけでなく、イントネーションやアクセントによっても印象が変わります。
関西弁のイントネーション一覧|標準語との違い・発音・アクセントを解説
もあわせてご覧ください。
まとめ|関西弁の敬語「はる」は親しみと敬意を表す言葉
関西弁の敬語で代表的なのが「~はる」です。「来はる」「食べはる」「言わはる」「見てはる」など、日常のさまざまな動詞に使われ、相手や話題になっている人への敬意を表します。
標準語の「いらっしゃる」「召し上がる」「おっしゃる」などと似た働きをしますが、「~はる」には敬意だけでなく、親しみを感じさせるところにも特徴があります。
そのため、上司や先生だけでなく、年上の人や近所の人、家族などについて使われることもあります。
一方で、大阪・京都をはじめ関西の地域や世代によって、使う相手や頻度、言い方には違いがあります。「関西では必ずこう言う」と一つに決められるものではありません。
また、仕事の正式な場面や関西弁になじみのない相手には、一般的なビジネス敬語を使った方が伝わりやすい場合もあります。
関西弁の敬語は、単なる方言の言い換えではなく、人との距離感まで表現する言葉です。「~はる」の使い方を知ると、関西弁ならではの柔らかさや奥深さがより分かりやすくなるでしょう。
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