努力の賜物の意味と使い方の注意と例文!類語や反対語と英語表現!
努力の賜物(どりょくのたまもの)とは? 意味は、努力した結果得た(生じた)良い成果のこと。
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努力の賜物の語源と由来も解説します。
Contents
努力の賜物とは?意味を詳しく解説!
「努力の賜物」
読み方は「どりょくのたまもの」です。
意味は以下になります。
「努力をした結果、良い結果が得られた」
この場合、「努力の賜物」と言う言葉を使います。
「〇〇教授が、ノーベル賞を受賞したのは、まさに努力の賜物です」
などの表現。
ノーベル賞が、開発に成功したや、目的を達成できた場合などの、功労をほめる言葉でも使われます。
*努力をしたが、結果が芳しくなかった場合は、この言葉は使われないので、注意が必要です。
もし使った場合は、個人的には皮肉たっぷりな表現に聞こえます。
努力の賜物の語源と由来のお話!
「努力の賜物」
の語源は、特に由来や故事はありません。
「努力」と「賜物」の、それぞれの意味に由来します。
努力の意味は?
「努力に勝る天才はない」
ということわざもありますが、「努力」とは?
意味は以下の解説です。
力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。また、それに用いる力。
(日本国語大辞典)
「務め励むこと」
を言います。
ことは、それぞれ、その人によって分野や、目標は違うかと。
でも、コツコツと、務め励むことです。
賜物の意味は?
「賜物」
は「たまわりもの」ともよみます。
意味は以下の解説。
1:恩恵や祝福として与えられたもの。たまわりもの。「水は天からの—」
2:あることの結果として現れたよいもの、または事柄。成果。「努力の—」
(デジタル大辞泉)
1番は、物に対して使用します。
努力の賜物は、2番の意味になります。
努力と賜物を合わせると?
以上の事から、言葉の意味から以下のようになります。
➀:努力 | 務め励むこと |
➁:賜物 | あることの結果現れた良い物 |
結果 | 「努力の結果現れた、素晴らしい成果」 |
二つ合わせると
「努力の結果現れた、素晴らしい成果」
となります。
努力の賜物を使う場面を考えてみた!
「努力の賜物」
を使う場面は、印象的なのは「挨拶」ですね~~ヤッパシ。
場面➀ | 受賞記念 |
場面➁ | 祝賀会 |
場面➂ | 新商品発表 |
場面➃ | 特例表彰 |
場面➄ | 他多数‥ |
などなど、いろんな場面での「努力の賜物」があると思います。
努力の賜物は目上の方にもつけある言葉?
目上の方に、あいさつで
「努力の賜物」
を使うのは、少々はばかられるかもしれません。
確かに「皆様の努力の賜物です」という表現は、いくら何でも目上の方には言えそうもないです。
完全に、格下が上から目線になってしまいます。
こういう場合は
- 「努力の賜物と存じます」
と謙譲語を使って、表現しましょう。
言い方で、こんなに変化しますから、言葉って難しいですね~~
努力の賜物の使い方を短文の例文の作成で!
以下のように短文での例文を、作成してみました。
例文➀ | 今回のAさんのこの企画、成功の源は一重にAさんの発想と、実行するという努力の賜物だな。 |
例文➁ | 孫のS君が、超優良の進学校の高校に入学したが、毎日勉強した努力の賜物だな。 |
例文➂ | O君、シングルになったそうだが、練習での努力の賜物というが、しかし才能もあるな。 |
例文➃ | 定年してから、専門学校に通い、パン工房開設は努力の賜物以外、表現はない。 |
例文➄ | 努力の賜物というが、基本好きでないと大成はしないだろう。 |
例文⑥ | 私の努力の賜物と言ったら、新築した家かな。自分の事で恐縮だが、褒めておこう。 |
などなど。
他人から褒められることなんて、めったにないので、5番は自分をほめておきました。
2番と3番は、よくあるスピーチでの例です。
努力の賜物の会話例!
いつもの会話で。
お父さんって、努力ってしてんの?。
何を言ってるんだい?俺なんか毎日努力の真っ最中さ!
ふ~~ん‥結果が出れば努力の賜物っていうそうだけど、結果って出てんの?
結果は、まだまだ先だな。そんなことよりも、これは俺のやりがいなんだ。努力とは思わんな。ブログ書かないと、俺ぼけてしまう!
一日中部屋にこもってる方が、ボケてしまうと思うけど。
などという会話。
これは私です。
家族全員に言われます。
定年したら、週三日の勤務ですから、やることと言ったら、これしかありませんので。
「努力の賜物」
という結果がなくても・・・いえいえ少しはないと、やっぱしやってられないかもしれませんが。
努力の賜物の類義語(類語)や言い換えはどんな言葉が?
努力の賜物の類義語(類語)の類語は以下。
努力の結晶 | 努力したことによって得た成果。 |
努力の産物 | 努力の結果の成果。 |
努力の恩恵 | 努力した結果がでること。 |
苦労の賜物 | 大変な思いをして良い結果に結びつくこと。 |
汗と努力の結晶 | 苦労して得た結果。 |
言い替え | 「努力の結晶」 |
などなど・・他にもありますがこの辺で。
「言い換え」
として適当だな~~と思うのは
「努力の結晶」
にしておきます。
同じ努力ですが「賜物」の言い換えになろうかと。
努力の賜物の反対語(対義語)にはどんな言葉が?
努力の賜物の反対語(対義語)を考えてみました。
反対なのですから、努力しても何も得られない、空回りの状態かと。
努力が無駄に帰す状態かもしれないな~~とも考えました。
いろいろ考えたのですが
- 「水泡に帰す」
にしておきます。
これまでの努力も、結果につながらず、無駄に終わる。
成し遂げることができなかった。
少し、疑問にも思うのですが、ま~~これで。
*個人的な考えなのでそれなりに。
努力の賜物を英語で表現!
「努力の賜物」
を英語で表現してみます。
1:result of one’s efforts
例文は以下。
Her success is the result of her efforts.
(彼女の成功は努力の賜物だ)
She said that his success was the result of effort.
(彼の成功は努力の賜物だと彼女は言った。)
(webliok辞書)
この表現は、良さそうですね。
いろいろあっても、この表現だけでも覚えようと思います。
努力しても報われない場合のメリットとデメリットについて
「努力の賜物」
という言葉は、努力が成果を生むことを意味しますが、時には努力しても思うような
「結果が得られない」
場合もあります。
この場合のメリットとデメリットについて考えると、次のように整理できます。
努力しても報われない場合のメリット
①:成長の機会
努力が結果として結びつかなかったとしても、その過程で得られる
「経験やスキル」
は非常に価値があります。
努力を続けることで、自分の
「能力や知識」
を広げ、次の挑戦に活かすことができるため、結果的に成長できるチャンスを得ることができます。
②:粘り強さや忍耐力の向上
「努力しても報われない」
状況は、粘り強さや忍耐力を養う機会でもあります。
困難に直面した際に、挫けずに続けることで
「精神的な強さ」
を育むことができます。
このような姿勢は、今後の人生や仕事で有利に働くことがあります。
③:自分の限界や適性を知る
努力しても目標が達成できなかった場合、それが自分の
「限界や適性」
を知るための貴重なフィードバックとなります。
自分が本当に得意なこと、向いていることを理解し、新たな目標設定に役立てることができるため、無駄ではありません。
④:新しい可能性に気づける
努力しても報われない状況は、
「方向転換」
をするきっかけになることがあります。
自分の目標を再評価し、新しい目標ややりたいことに気づくチャンスになる場合もあります。
この経験が新たな可能性を広げるきっかけになることがあります。
努力しても報われない場合のデメリット
①:モチベーションの低下
何度も努力しても報われないと、モチベーションが低下し、次の目標に対しても
「前向きな気持ち」
が持てなくなることがあります。
努力が結果に結びつかないことで、次第に
「やる気が失われる」
ことは大きなデメリットです。
②:自己肯定感の低下
努力しても結果が出ないと、
「自分の能力」
に疑問を持ったり、自分の価値を感じられなくなることがあります。
このような心理的な影響は、
「自己肯定感」
を低くし、次の挑戦に対する自信を失う原因になります。
③:時間やエネルギーの無駄
結果が出ない努力を続けることは、
「時間やエネルギー」
を無駄にしてしまうと感じることがあります。
目標が達成できないと、他の方法に切り替えるべきだという考えが浮かび、
「無駄に感じる」
ことが多いです。
④:精神的なストレスや疲弊
努力が報われないと、
「精神的に疲弊」
することがあります。
挑戦し続けること自体がストレスになり、心身に負担をかける可能性があります。
このストレスが溜まると、最終的には健康に悪影響を与えることも考えられます。
努力しても報われない場面の損得勘定の結論
努力しても報われない場合、メリットとしては、
①:成長や忍耐力を養うこと
②:自分の限界や適性
を知ることができる点があります。
しかし、デメリットとしては、
③:モチベーション
④:自己肯定感
の低下、時間やエネルギーの無駄、精神的なストレスが挙げられます。
重要なのは、報われない場合でも
「その経験から学び、次のステップにどう活かすか」
を考えることです。
目標が達成できないときこそ、立ち止まって自分を見つめ直すチャンスだとも言えます。
努力が報われなくとも「結果として努力したほうがいいか?」
「結果として努力したほうがいいか?」
という問いには、一概に答えることはできないでしょう。
なぜなら、状況や目的によって異なるからです。
ですが、どちらの選択にも良い点と課題があるため、いくつかの観点から考えてみましょう。
努力したほうがいい理由
①:成長と自己改善
②:忍耐力と粘り強さの養成
③:新しい可能性を広げる
努力し続けることは、失敗や挫折から学ぶことに繋がります。
そしてその経験が、新たな方向性を示してくれることがあります。
最初に目指した結果が得られなくても、それを通じて見つけた別の道が成功に繋がることがあります。
努力しても報われない場合のデメリット
①:時間とリソースの浪費
②:精神的な負担
③:軌道修正が難しくなる
結果が出ないことを理由に努力し続けていると、改善点を見逃し、効率的に進めるべき方向に軌道修正できなくなる場合があります。
努力をすること自体が目的化してしまうことがデメリットとなり得ます。
努力しても報われない場合の方向転換は結果を重視する選択
①:効率的なアプローチの採用
②:現実的な視点を持つ
③:目標設定と優先順位の見直し
努力した結果が報われないと感じた場合は、目標自体を再評価し、必要に応じて見直すことも考えられます。目標設定が現実的でない場合や過剰に高すぎる場合は、より達成可能な目標を設定することも結果を出すためには重要です。
最終的に
「努力がいいか、結果がいいか」
というのは、状況によって異なります。以下のようなポイントを考慮することが重要です。
*努力を続けることが価値ある場合:
自分の成長やスキルアップを目的にしている、失敗から学ぶことを大切にしている、長期的な目標を追い求めている場合。
*結果を重視するべき場合:
効率を重視し、目標達成が重要な場合、他の選択肢や方法を模索する必要がある場合。
どちらのアプローチもバランスが大切です。
目標に向かって努力しつつ、その過程で柔軟に対応し、結果を見ながら調整を加えていくことが理想的と理解します。
努力の賜物のいい話!感想とまとめ!
「努力の賜物」の本記事の内容を、以下の表にまとめてみました。
➀:意味 | 努力した結果得た(生じた)良い成果のこと。 |
➁:語源と由来 | 「努力」と「賜物」の組み合わせの意味から。 |
➂:使う場面 | 努力して成功した方への褒め言葉の場面。 |
➃:使い方を例文で | 定年してから、専門学校に通い、パン工房開設は努力の賜物以外、表現はない。 |
➄:類語 | 努力の結晶・努力の産物・努力の恩恵・など |
⑥:言い替え | 努力の結晶 |
⑦:反対語 | 水泡に帰す |
⑧:英語表現 | Her success is the result of her efforts. |
意味のおさらいです。
「努力をした結果、良い結果が得られた」
という、意味になります。
誰も、努力をしない人って、いないと思うのですが、しかしながら誰でも何かに向かって、努力をすれば全て夢が叶う、と言うわけでもありません。
努力の程度にもよりますし、それが正しい方法で、間違っていないかどうかも、重要な要素になると思います。
努力は継続することが大事なんだな。
努力の賜物のいいお話!
私の努力で、何かいいことがあったお話って?
特になさそうですが、何かあるかな?
と、考えたのですが、あえて言うなら、30代に入ったときの前後の時代は、寝る暇もなく稼いだ・・ことでしょうかね。
その時の努力の賜物を。
何せ時はバブル。
今の時代に、バブルの時代を話してもほとんどの人は、「それ何?」と思うでしょうが、私が生きたその時代は、寝る暇もなく忙しい。
製造業の世界ですから、ものを作るのが、納期に間に合わない。
毎日徹夜状態。
残業時間は200時間越えは、普通。
今なら、社会問題として大きくクローズアップされる、超過勤務です。
しかし当時は、どこもそうです。
経済の好調のバブルに、日本中が沸いたんだな。
んで・・俺の努力って?
別にその時に、努力をしたわけでは無いんですが、働き続けることが、努力だった気がする。
当然、ただではありません。
残業手当の方が、基本給よりも高く、毎月がボーナス状態。
これにもまた驚いた。
おかげで、家を新築することができました。(これが努力の賜物かもしれん!)
今では、考えられない夢のような時代。
それがバブルでしたね。
私は別に、努力したわけではないのですが、働き続けたこと、もしかしたらそれが、「努力」だったかもしれません。
しかし当時は、やり切るしかなかったんだな。
懐かしい時代です。
*妻も製造業で同じ状態で、二人でせっせと稼ぎました。
妻はほぼ9時まで残業で、私はほぼ日付変わってからのご帰宅で、休みは月に1~2回程度。(たまに朝風呂に入りに帰るのみ)
子供たち3人の面倒は、同居の親父とおふくろさんと祖母に、数年間はお任せ状態だった。
「頑張らなくていい」は「努力」を否定?
「努力の賜物」
は頑張ってる方に与えられるいわば
「結果」
しかし最近
- ➀:「頑張らなくいていい」
➁:嫌なものはやらなくていい
という事も結構見ます。
確かに
- ➃:無理やり押し付け
➄:親のエゴ
➅:周囲の固定観念
などなどは、確かにな~~と思うのですが、でも最低限の
- ➆:マナー
➇:生きるために必要なこと
➈:コミュニケーションに必要な基本(例えば最低限のあいさつ)
などなどが
- ➁:嫌なもの
では、ちょと問題があるように思います。
- ➉:嫌いなものは食べなくていい
小さい子供なら問題ないでしょうが、大人になって
「フォーマル」
な場での会食で
「僕これ嫌いなんだ」
では、大人としていかがなものかと思います。
更に
さりげなく残すならまだしも、それを強調したりする。
「努力」
することでもないように思いますが、「食」って生きる基本。
地球上では、食べられない方もたくさんいます。
食べ物に対する思いやりを持てば、嫌いなものは無くなりそうですが、いかがおもいますか~~~?
尤・・形状的、ゲテモノの類はもちろん別なお話ですが。
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*ヘッダーの写真は、我が家の庭のコケやイワヒバの風景写真です。