「老兵は死なず、消え去るのみ」の意味と英語訳!使い方と例文と類語!
「老兵は死なず消え去るのみ」とは? 意味は、役割を終えたものは表舞台から去るというたとえ。
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近々に定年する自分に重なります!
Contents
「老兵は死なず、消え去るのみ」とは?読み方と意味を詳しく!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
読み方はそのまま「ろうへいはしなず、きえさるのみ」です。
意味は以下の解説。
➀:「戦争を戦い抜いた兵士も、時間と共に忘れ去られていく」
➁:「兵士は老いながらも生き続けることはできるが、彼らが生きていることと彼らの成し遂げたものは忘れ去られていく」
➂:「役割を終えたものは表舞台を去る」
(wikipediaより)
戦場という概念は日本では今一予測がつかないと思いますから、多くの意味では
➂番が該当します。
しかし、その言葉の先も予測として
- 「表舞台から引退はするが、まだまだ死なない」
とも取れ、先のある程度の行動も暗示している意味にも取れます。
一般的には
「定年を迎えたので、潔く引退する」
定年を役割に置き換えても、使い方として一般的で良いかと。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の語源と由来のお話!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
は、第二次世界大戦後のアメリカ陸軍元帥
「ダグラス・マッカーサー」
が退任演説で発した言葉で、一躍有名になりました。
しかし元々は
「老兵は死なず(Old soldiers never die)」
は、英語のキャッチフレーズ。
兵隊歌『Old Soldiers Never Die』のスタンザ
「老兵は死なず、単に消え去るのみ」(Old soldiers never die, they simply fade away)
を短縮したもの。
さらに
「イギリスやアメリカ合衆国の軍人によって19世紀頃から歌われた」
と書かれています。
元々あった歌詞(セリフ)なのですが
「ダグラス・マッカーサー」
によって、引用されて一躍名演説となりました。
自身は、自らをこの
「老兵」
になぞらえて、退任演説で
①:「死ぬことなく戦い抜いた誇り」
②:「引退しても人々の前から姿を消すだけで、誇りや功績は史実として生き残る」
の意味もあったと理解されています。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の使い方を場面と例文と会話例で!
この章では
- ・「老兵は死なず、消え去るのみ」を使う場面。
・使い方を短文の例文で。
・「老兵は死なず、消え去るのみ」を用いた会話例。
を解説します。
「老兵は死なず、消え去るのみ」を使う場面は?
「老兵は死なず、消え去るのみ」
の場面は「老兵」ですから、それなりの年齢に達する方が使うと、重みがあるように感じます。
以下に具体的な場面を考えてみました。
場面➀ | 定年 |
場面➁ | 任意満了で引退 |
場面➂ | それなりの立場の方の引退 |
場面➃ | 去ると言いながら・・まさかの・・ |
場面➄ | 去るに込められた怨念 |
直ぐ思いつくのが
「定年」
次に議員先生方の
「引退」
なかなかしないですね~~お年寄りばっかの世界に感じます。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の使い方を短文の例文で!
以下の例文で。
例文➀ | 定年を迎えるが「老兵は死なず、消え去るのみ」で雇用延長はしないことにした。 |
例文➁ | 「老兵は死なず、消え去るのみ」とは、今の議員先生はどう考えてるかな? |
例文➂ | 「老兵は死なず、消え去るのみ」というが、部長なら絶対戻ってくるな。 |
例文➃ | 「老兵は死なず、消え去るのみ」と言って、家督をせがれに渡したいものだ。 |
例文➄ | 「老兵は死なず、消え去るのみ」というが、いつまでたっても家では第一線・・いつまで? |
例文⑥ | 「老兵は死なず、消え去るのみ」というが、私の場合その時はあの世に行く時だな。 |
「老兵は死なず、消え去るのみ」
定年は象徴的。
配置転換で不適を言い渡された上司なども当てはまりそうです。
が・現在の世の中の状況を鑑みれば、家の中ではいつまでたっても第一線で、なかなか定年出来ない方も。
「常在戦場」
のような方多いかな~~とも思います。
「老兵は死なず、消え去るのみ」を使った会話例!
以下の会話例で。
俺今年いっぱいで定年するんだ。少しは楽になるかな?
体は楽かもしれないけど、財布はどう?きつくないの?
「老兵は死なず、消え去るのみ」っていうからな。見栄を張ってるようだがいつまでも残れないさ。
ふ~~ん。私は働いた方がいいと思うんだけどね。
という、妻との会話。
「老兵は死なず、消え去るのみ」
というと、聞こえはいいのですが、やはり先立つものは
「お金」
老後も結構必要ですから、そんな悠長なこと・・確かにそうですね~~。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の類義語(類語)と言い換えは「後進に道を譲る」!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
の類語(類義語)は以下。
表舞台から去る | 表舞台を去る |
勇退 | 思い切りよくひく |
後進に道を譲る | 引退して後輩に譲る |
勇退高踏 | 俗世間から離れて暮らす |
言い替え | 後進に道を譲る |
言い換えとして適当と思うのは
後進に道を譲る
です。
引退して、自分の役割や地位を後輩に譲ることを意味します。
多くの場面で、置き換えとして機能すると思います。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の反対語(対義語)は!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
の反対語を考えてみました。
役割を終えて、表舞台から去ることですから、その反対なら
役割を終えたにも今のポストにしがみつく。
そんなイメージ・
言葉でいえば
「地位にしがみつく」
これ簡単な言い方ではないかな~~と。
または単に
- 「しがみつく」
で。
日本には、メジャーでそういう方タックさんいらっしゃるように思います。
いかが思いますか~~~?
「老兵は死なず、消え去るのみ」を英語で表現!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
試しに検索で。
老兵は死なず、消え去るのみ:Old soldiers never die, they just fade away
これはメジャーなんですね。
考えることはなさそうです。
このまま覚えることにします。
「老兵は死なず、消え去るのみ」を私の場合にあてはめてみた!
「老兵は死なず」
という言葉は、退役軍人が戦場を去った後も、その精神や力が消えることなく生き続けるという意味で使われます。
これは単に軍人に限らず、人生のステージを変えた人々にも当てはまる言葉です。
私自身定年を迎え、サラリーマンとしてのキャリアを終え、最近は農業という新しい挑戦を始めた私にとって、この言葉は非常に深く響きます。
以下に、その変化について考察をまとめました。
1. サラリーマン時代のキャリアとその成果
私のサラリーマン時代は、常に忙しく充実していました。
仕事を通じて得た知識や経験、人間関係、そして成果の積み重ねは、どれも自信と誇りを持っていました。
日々の忙しさやプレッシャーの中で、達成感や成長を感じることができました。
これはまさに、キャリアを積み重ねる上での「戦場」だったように感じます。
2. 定年後の転機と農業への挑戦
定年後、私の環境は一変しました。
オフィスから離れ、自然の中での仕事が始まりました。
最初は戸惑いや不安もありましたが、農業という新しい分野に挑戦することで、別の形での充実感を見出しています。
体力的な仕事であり、季節の変化を感じることができ、また、土と向き合いながら新しい知識を得ることができることに、心から楽しみを感じています。
農業は代々の生業。
兼業でやってきたことが、年金暮らしで専業になったわけです。
なにせやることがないので、この際思い切ってビジネスにしてやろうかと。
野菜は産直で売ろうと。
3. 「老兵は死なず」の精神
サラリーマン時代の経験やスキルは、今も私の中に残り続けています。
定年後も、これまでの仕事で培った問題解決能力や計画性、コミュニケーション力は、農業という新しい世界でも活かされています。
どんなに環境が変わっても、自分の
「核となる部分」
は死なずに残り、次のステージ(農業と言う現実)でも役立っていると感じます。
4. 新たな挑戦と未来への展望
「農業」
は単なる生計手段だけでなく、私にとっては新しい人生の挑戦です。
自然と共に過ごす中で、自分のペースで生活する楽しさを感じつつ、次の世代に継承していくべき知恵や技術を学んでいます。
「老兵は死なず」
という言葉が示すように、年齢を重ねても、
「挑戦し続ける姿勢」
は失いたくないと思います。
新しい目標を見つけ、それに向かって進むことこそが、生きる力の源となるのです。
5. 終わりに
「老兵は死なず」
とは、ただ引退して終わるのではなく、新たな形で生き続けるという意味だと解釈しています。
サラリーマン時代に培ったものを、
「定年後の新しい挑戦」
に活かし、次のステージでも生き生きと過ごすことが、私の目指すべき姿です。
今年は(2024年)はコメの価格が一気に上がった年ですね。
それにもまして、今年近所の田んぼを
「1ha」
ほど離農のために引き受けたのですが、その分がプラスになったので、いわゆるはまった感じです。
まあ~~棚ぼたの意味合いが強いですが。
「老兵は死なず、消え去るのみ」のいい話!感想とまとめ!
➀:意味 | 「役割を終えたものは表舞台を去る」 |
➁:語源と由来 | マッカーサーの体液の演説:元は兵隊歌『Old Soldiers Never Die』 |
➂:使う場面 | 一線を引く場面 |
➃:使い方を例文で | 「老兵は死なず、消え去るのみ」というが、いつまでたっても家では第一線・・いつまで? |
➄:類語 | 表舞台から去る・勇退:後進に道を譲る・他 |
⑥:言い替え | 後進に道を譲る |
⑦:反対語 | 「しがみつく」 |
⑧:英語表現 | Old soldiers never die, they just fade away |
意味のおさらいです。
➂:「役割を終えたものは表舞台を去る」
(wikipediaより)
現代では、じょきの意味に使われる場面が多いです。
使い方として、英語圏で使う場合は、当時と今では意味合いが少し違うかもしれません。
注意したほうがよさそうに感じます。
日本では、普通、一般的に通じるな~~と思います。
「老兵は死なず、消え去るのみ」の良いお話!私の人生!
「老兵は死なず、消え去るのみ」
まさに私の現在の状況にぴったりの言葉。
今年いっぱいで定年。
次の人生は何だ?
「農業」
だ。
寄る年波に勝てない?
まだまだそんな年齢ではないですから、人生は一度だけ。
やりたいことをやるのが一番。
畑をやるんだ。
会社からは消え去るのみでも、その先がある。
まさに
「老兵は死なず」
だと思う。
準備は着々。
来年の種も準備しました。
とても楽しみです。
玉ねぎとつぼみ菜はこちら。
うまくいかなくとも、人生って
「チャレンジ」
することが大事なんだな。
私はそう思う。
それが私の「老兵」としての
「良いこと」
です。
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ヘッダーの写真は、私が撮影した庭の苔に下下りた風景写真です。