風速5mと10mと15mと20mと30mと50mってどの位?瞬間と最大の違いは?
風速とは? 意味は、風として空気が、移動する際の速さのこと。 ・瞬間風速と最大風速の違い。 |
最大風速は10分間の平均の最大値らしい!
Contents
今日の風速は?予報でいう風速とは?
お天気予報でよく聞く言葉
「今日の風速は〇〇m程度で、穏やかで過ごしやすいでしょう!」
で・・この「風速」の話題です。
ちなみに風速30m/sは、大体ですが
「時速100km」
以上になります。(正確には:約時速108km)
風速とは?その定義は?
以下のようです。
風速(ふうそく)とは、風として空気が移動する速さのことである。 気象庁などで通常使われる単位はm/s(いわゆる秒速)、国際的にはノット (kt) が用いられる。測定には風速計が使用される。
(wikipediaより引用)
日本では「メートル法」が基準なので「m/s」ですね。
これは、毎秒当たり何メートル空気が移動するか?
そういう基準です。
が・少し詳しく書けば、一概にそう単純ではなさそうです。
日本国内において単に「風速」という場合、地上気象観測では、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を表す。
(wikipediaより引用)
と、規定されていますので、地上10mの位置で測定する数値が、公的な数値なんですね。
しかも10分間の平均風速。
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最大風速と瞬間風速の定義は?
お天気予報でよく言う
- 1:最大風速
2:瞬間風速
の話題です。
一般的に、「風速」というのは、10分間の風速の平均値を言います。
この二つは、ともに規定されています。
最大風速 | 平均風速の最大値を最大風速 |
瞬間風速 | 0.25秒ごとに更新される3秒(12サンプル)平均 |
測定中の10分間における数値の内の内訳で
➀ | 平均風速 |
➁ | 最大風速 |
➂ | 瞬間風速 |
というのがあるんですね~~
ところが、昨今は建物が高くなったために、なかなか測定に窮するようですね。
また、ビル風の影響もあって、この風速の予想は都市部では、困難しているような、そんな印象を持ちました。
私のような、田舎の地域ならそのまんま、ほぼ予想が当たります。
農業の仕事には、すごく役立っています。
天気の風速で5mと10mと15mと20mと30mと50mの凡そのイメージは?
さて・ここからが本題です。
上の予報値の数字ですが、これの風ってどん位強いのか?
その考察をしてみようと思います。
個人的には、30mくらいならその場に立ったことがありますが、なかなかしんどくて立ってられませんでした。
風速5mはどんな強さの風だ?
ゴルフ場の、グリーンの旗竿が、しなる寸前程度の風速かと。(結構揺れます)
ショットの高く上がったボールが、影響を受ける風速。
木々の枝や葉っぱが、揺れます。
風速10mはどんな強さの風だ?
木々の枝は、大きく揺れます。
太い枝も揺れます。
私の場合はすでに、ゴルフにはなりません。
雨が降ったら、傘はなんとか‥の世界で、瞬間的に強い風の場合は、傘がめくれるでしょう。
風速15mはどんな強さの風だ?
外を歩くのは、やめた方がいいレベルですね。
細い木なら幹も揺れます。
風の音も大きくなってきました。
ちょっとというか、かなり不安を感じるレベル。
風速20mはどんな強さの風だ?
冬に、この風速で立っていたことがあるのですが、ようやっと立ってられる世界でした。
ずいぶん依然ですが、ダムの管理事務所に行ったときに、風速計があって
「なぬ~~これが20mか??」
そんな認識でした。
事務所のドアが持ってかれます。
一人でドアを閉めるのも、とてもしんどいレベル。
車のドアは、下手すれば反対側に持っていかれて、故障します。
風速30mはどんな強さの風だ?
歩くのは危険。
外には、出ない方が無難です。
物が、飛んでくるかもしれませんから。
高速道路では、トラックが横転するレベルです。
もしかしたら、樹木が倒れて、家も破損する被害が、このくらいの風速から出てくるかもしれません。
風速50mはどんな強さの風だ?
台風です。
強さは猛烈!
外に出るのは論外。
家の中で、じっと過ぎ去るのを待ちましょう。
もしくは、避難警報や指示が出た場合は、指定の避難所に行った方が無難!
この場合は、台風が大半で雨風が混じった状態が、普通かと。
災害クラスなので、自分一人の早合点の行動や、思い込みはとても危険。
風速の程度を表にまとめるとこうなる!
上の、基準をまとめてみました。
静穏 | 風速0.3m/s 未満 の風 |
やや強い風 | 10m/s 以上 15m/s 未満 の風 |
強い風 | 15m/s 以上 20m/s 未満 の風 |
非常に強い風 | 20m/s 以上30m/s 未満 の風 |
猛烈な風 | 風速30m/s 以上 または 最大瞬間風速50m/s 以上 の風 |
あるいはこういう事も成り立ちます。
無風 | 0.0-1.4 煙が真直に上る |
軟風 | 1.5-3.4 風のあることを感じる |
和風 | 3.5-5.9 樹木の葉を動かす |
疾風 | 6.0-9.9 樹木の小枝を動かす |
強風 | 10.0-14.9 樹木の大枝を動かす |
烈風 | 15.0-28.9 樹木の幹を動かす |
颶風 | 29.0以上 樹木や家を倒す |
台風ならば・・こういう表現になります。
台風 | 20.8 m/s (41 knot)~28.5 m/s (56 knot) |
強い台風 | 32.7 m/s (64 knot)~ |
非常に強い台風 | 43.8 m/s (85 knot)~ |
猛烈な台風 | 54.1 m/s (105 knot) |
こんなイメージのようですね。
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風速計です。
どんな時に使うのかな?
シュミの方もいるのかもしれませんね。
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降水量における考察をしてみました。
測定方法なども紹介しました。
降水量とは?1mmと5mmと10mmと50mmと100mmの降雨量の目安を考えた!
お天気には欠かせない、高気圧と低気圧のお話です。
高気圧と低気圧のでき方は?違いと種類や空気の流れについての考察!
空気の流れ方の考察もしてみました。
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日本の建築基準法の対風速基準は?基準風速とは?
こんな風速の記事を書いていたら、思わぬ疑問が?
日本の建築基準法では、最大何メートルの風まで、考慮した強度設計になってるのかな~~って。
日本の耐震基準は、最高レベルだと思うのですが、この風速(風)に対しての基準はどうか‥すごく疑問に思ったので、ちょいと調べてみました。
基準風速という考え方!
建築では「風荷重」という、考え方なんですね。
その風荷重は「風速の二乗」に比例するんだそうな。
難しいことはさておき、この風荷重における、この風速の二乗の、この
「風速」
がポイント。
風速が、どのくらいの強度設計か?
これがわかればいいかと。
台風以下の風 | 10.0 m/s~15.0 m/s 樋が揺れ始めるレベル |
台風 | 17.0 m/s~33.0 m/s 高速運転中では横風に流されるレベル |
強い台風 | 33.0 m/s~44.0 m/s 通常の速度で運転するのが困難なレベル |
非常に強い台風 | 43.7 m/s~54.0 m/s 走行中のトラックが横転するレベル |
猛烈な台風 | 54.0m/s~ 上記以上のレベル |
このような規定で、分けられているようですが、上の状況を鑑みて気象庁の言う風速の定義の
「平均風速」
で、各地方ごとに、決められているんだそうな。
これは、過去の台風被害での風速が基準で
「30m/s~46m/s」
なんだそうですよ~~
表があるのですが、私の地域は30m/sの基準ですね。
一番高い46m/sは、もちろん沖縄です。
ちなみに、この数値・・低いと思いませんか?
平均値だからですね。
例ですが、最大被害の「伊勢湾台風」の時の、実際の数値が
「基準風速は34m/s」
だったそうな。
で、実際の風速は?
伊良湖(愛知県渥美町)で最大風速45.4m/s(最大瞬間風速55.3m/s)、名古屋で37.0m/s(同45.7m/s)
とあります。
最大なので、平均ではありません。
実際は、これから平均風速はかなり割り引かれます。
実際と、基準風速は10m/s以上の差があります。
ところが、愛知県の「基準風速」の基準はなんと~~
「32m/s」
です。
これっていいのかな?
最近の台風はかなり大型が多いです。
サイクロン級ですね。
昨年の確か、920ヘクトパスカル級は驚きました。
厳しくすると、コストに跳ね返るのでしょうから、わからんでもないですが、ちょっと疑問でした!
風速と強さのイメージの感想!建物強度は意外だった!
正直言って、風は怖いです。
ここは、田舎の山奥の僻地ですが、風が強いのはなんと~~
「冬」
なんだな。
等圧線が混んでる「西高東低」の気圧配置だと、ぞっとします。
地吹雪になって、一寸先も見えなくなる場合もあります。
その代わり、台風はあんまし来ないな~~
高い山がすぐそばに、奥羽山脈が立ちはだかっているので、弱くなるようです・・が、その代わり雨は容赦ないですね。
風は、家が飛ばされそうな勢いで、たまに揺れる場合があります。
怖いね。
一度、作業場の屋根のトタン葺きが飛ばされて、葺き替えました。
スカスだ・
この自然災害は、保険は満額出ます。
地震保険は半分なのに、不思議だな~~って思うんだな。
保険会社では、確率と実績を計算して決めているんでしょうから、これでも損はしないんだと思います。
でも、毎年自然災害ってあるけど、保険会社・・大丈夫なのかな?
いらぬ心配でしょうが、ちゃんと成り立ってるから、いいんでしょうね。
夏は台風の季節!
異常気象で、台風はサイクロン並みに発達しそうな勢いを感じます。
災害に対する備えは十分に、また公的機関の指示には、素直に従いましょう!
これ「鉄則!」
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梅雨前線のでき方などの考察です。
梅雨の時期は嫌ですね~~
梅雨前線のでき方と原因や動き方の特徴は?前線の種類や意味は?
偏西風ってなんだ?
偏西風って何?なぜ蛇行するかをわかりやすく!季節風と貿易風の違い!
蛇行する理由についても、書いてみました。
*多分に自分の主観を入れて書いてますので、???な部分もあっても、容赦ください。
ヘッダーの写真は、仙台子平町の藤の写真です。一昨年行ったときに撮影したものです。