ヘルペスや帯状疱疹の治療に効果を発揮!抗ウイルス薬「バルトレックス」

ヘルペスや帯状疱疹をバルトレックスで治療する

バルトレックスはヘルペスの治療&予防&再発抑制に使われる

バルトレックスは、主にヘルペスの治療と予防、再発抑制に使われる薬です。他にも、造血幹細胞移植による単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制や、帯状疱疹と水痘の治療にも使われます。

再発を繰り返す性器ヘルペスの再発抑制療法では、1年間の投与が原則で、その後の病状次第で継続が判断されます。

バルトレックスは、完治しないヘルペスの治療だけでなく、予防と再発抑制にも有効なため、医療の現場で幅広く用いられています。

有効成分は「バラシクロビル」で、治療する病気によって、1日に飲む量と回数が決められています。

錠剤は成人向けに作られていますが、小児用の顆粒もあるので、錠剤に飲みにくさを感じていても、顆粒で無理なく飲むことができます。

予防や再発抑制でも十分な実績を持ちますから、該当する疾患の発症に不安を覚えたり、再発が懸念される場合に頼りになります。医療の現場では、既に頼れる薬としての存在感が大きく、医師の信頼を集めています。

バルトレックスは帯状疱疹や水疱瘡にも効果あり!

バルトレックスは、性器ヘルペスの他にも、帯状疱疹や水疱瘡に有効で、小児や高齢者でも使える安全性を併せ持ちます。水痘・帯状疱疹ウイルスに有効性を発揮しますから、これらの治療にも活躍します。

バルトレックスは、有効成分のバラシクロビルが、体内でアシクロビルに変換され、ウイルスが感染した細胞内に入ります。更に、ウイルス性チミジンキナーゼの影響を受けてリン酸化した後、アシクロビル三リン酸となります。

正常基質のdGTPと競合する形で、ウイルスDNAポリメラーゼによりウイルスDNA3端末に取り込まれ、DNA伸長を阻害します。結果的にウイルスの増殖が抑えられ、帯状疱疹や水疱瘡の症状が改善するのです。

実際に有効性が確認されていますし、帯状疱疹と水疱瘡の治療で活躍している実績も豊富にあります。

バルトレックスはカンジダや他の感染症には効果がないので注意

バルトレックスは様々な病気の治療に効果を発揮しますが、カンジダや他の感染症には効かないので注意が必要です。

バルトレックスは、あくまでヘルペスウイルスの増殖を抑制する薬で。身体の構造が異なる細菌や真菌が原因の感染症には効果がありません。

他の感染症が疑われる時は、バルトレックス以外の薬を治療や予防に選ぶ必要があります。

性器カンジダ症は、真菌(カビ)の一種であるカンジダが性器に感染し、炎症を起こす病気です。女性が発症することが多く、強い痒みや粥状のおりものといった症状が特徴です。カンジダはカビの一種で、ヘルペスウイルスとは身体の構造が大きくことなります。そのため、ヘルペスウイルスへの作用に特化したバルトレックスでは、カンジダに働きかけることはできません。

性器クラミジアは、クラミジアという細菌が原因で起こります。男性の場合は尿道の違和感や化膿、女性の場合は、おりものの増加といって症状が見られます。ヘルペス同様、代表的な性感染症の1つです。ウイルスではなく細菌のため、バルトレックスは効きません。

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルスによって起こる性感染症です。イボや疼痛に掻痒感など、尖圭コンジローマの症状は個人差がありますが、自覚症状を覚えない人も少なくないです。

尖圭コンジローマもウイルスが原因で起こる病気です。しかい、ヒトパピローマウイルスとヘルペスウイルスは、同じウイルスでもそれぞれ異なる性質を持ちます。残念ながらバルトレックスでは治療できません。

飲み薬で対処するヘルペスウイルスに対し、尖圭コンジローマは塗り薬で治療することが多く、感染症という共通点があっても症状や治療法は異なります。